2019年11月13日

【ご案内】 2019年 平和の集い

 121()、【平和の集い】を開催します。 
 今年は、派遣中学生報告、我孫子中学校演劇のほか、作曲家青英権(あおひでのり)さん作曲のモノオペラを、取手市在住のソプラノ歌手岡本静子さんと西元真澄さんのピアノ演奏により上演します。
 我孫子から平和を願うこの集いに、多くの市民の皆さんがご来場くださいますよう、お待ち申し上げております。


https://drive.google.com/file/d/1WSPOI5YOVwBrjM-C7d12SsiVRY5vfhXm/view?usp=sharing
平和の集い
(クリックで、表裏両面を閲覧)
 
 
 
 ■日時:121() 開演1300(開場 1230
 ■会場:けやきプラザ2階 ふれあいホール(入場無料)
     (JR我孫子駅南口から徒歩3分)
 ■プログラム
 【第1部】長崎派遣中学生による報告
 【第2部】モノオペラ「焼き場に立つ少年」
 【第3部】我孫子中学校演劇部による劇『消えた八月』

また以下の通り、関連展示として【平和の集い展】を開催します。
 
■展示期間:1120() 121()
■展示会場:アビシルベ(9時~18時)
 けやきプラザ(9時~19時)
   ※ 最終日は17時まで

2019年9月16日

我孫子市被爆74周年平和祈念式典・手賀沼とうろう流しが開催されました

 8月18日、我孫子市の被爆74周年平和祈念式典が、手賀沼公園平和の記念碑前で開催されました。
 式典は、以下の内容で開催されました。
 【動画】となっている箇所をクリックしていただくと、それぞれの模様を動画でご覧いただくことができます。


 1. 開会
 2. 派遣中学生OGによる詩の朗読【
動画
 3. 参加者全員による黙祷
 4. 式辞
   ・我孫子市原爆被爆者の会会長代理【
動画
   ・星野我孫子市長【
動画
 5. 代表献花、千羽鶴の奉納
 6. 来賓挨拶・紹介
 7. 今夏長崎に派遣された中学生12名の紹介と派遣報告【
動画
 8. 参加者全員による
我孫子市平和都市宣言読上げ
 9. 献花
 10. 閉会


詩の朗読

派遣中学生報告

 式典終了後には、この日の夕刻に手賀沼に流すとうろうの作成を、祈念式典に参加いただいた皆さんと行いました。平和祈念式典としてははじめて作成するとうろうに、参加された皆さんそれぞれが、平和への願いを託しました。
 まずまずの天候にも恵まれたこの日の夕刻、再び集まっていただいた市民の皆さんにより、とうろうが手賀沼に流されました。
 暮れなずむ手賀沼の湖面に、自分がメッセージを書いたとうろうを目で追いながら、参加した市民の皆さんの平和を願う心がひとつになる貴重なひとときでした。
 とうろう流しの様子も、ぜひ動画でご覧ください。


 11.とうろう流し【動画

とうろう作成
 
とうろう流し

2019年9月1日

【2019年長崎平和祈念式典】中学生派遣引率レポート

 私は、2019年度長崎派遣中学生の引率者として88日から10日まで参加させていただきました。私自身、長崎を訪れるのは今回が初めてでしたので、私も沢山のことを吸収出来たら良いなと考えていました。 

88日 出発式(けやきプラザ前)
 現地に着くとすぐに活動が始まりました。長崎市青少年ピースボランティアの高校生や大学生が中心となって被爆の実情や平和の尊さを学ぶ、青少年ピースフォーラムの活動です。 長崎の暑さで沢山の汗を流しながらも、自らの足で被爆した場所に行き、自らの目で見て学ぶ。まさにこれ以上はない素晴らしいフィールドワークの形でした。そんな中学生のより多くを学ぼう、知ろうとする姿勢にとても圧倒されました。
 
88日 フィールドワーク

2日目には平和祈念式典や原爆資料館を訪れました。式典の前には参列されている方にインタビューをする活動がありました。インタビューでは中学生の皆は臆することなく、若い人からお年寄り、そして外国の方にも自分たちの言葉でお話を聞けていたのでとても立派でした。この2日目に経験したことは原爆というものをより肌で感じることが出来るものばかりで中学生達も私自身の意識が大きく変わった1日だったと思います。


89日 平和祈念式典 


89日 式典参加者へのインタビュー(平和公園)
  今回の長崎派遣に参加するに当たって出会った12人の中学生は、初めて長い時間をともに過ごす事もあり、お互い緊張していることがとても伝わってきました。しかし、様々な活動を一緒にやり遂げていく中で、お互いに打ち解け合い、中学生らしい無邪気な表情も増えていきました。この素晴らしい3日間を一緒に過ごせた12人の仲間の存在も一生涯の宝物になると思います。

89日 原爆資料館

  この3日間の長崎派遣で本当に沢山のこと学び、沢山のことを考えさせられました。原爆の悲惨さや今もなお続く被爆者の苦しみを痛感し、平和とは何かも改めて考えさせられ、平和の捉え方が広がったようにも感じました。そして、被爆者の方々の高齢化も進んでいる今、次の世代に伝える役目は私達だと思います。この原爆の実情、平和の尊さについて沢山の若い世代の人たちに知って欲しい、関心を持って欲しいと思います。
 
  121日けやきプラザで行われる「平和の集い」で長崎派遣中学生が今回の長崎派遣で感じたことをご報告します。是非足を運んでみてください。 

青少年ピースフォーラムに集まった仲間たち
 拙い文章でありましたが、最後までお読み下さりありがとうございました。

(我孫子市平和事業推進市民会議委員 大兼夏美)

2019年8月5日

【ご案内】被爆74周年平和祈念式典・手賀沼とうろう流し

本年は、以下の通り、「平和祈念式典」と「手賀沼とうろう流し」を実施します。
 
■平和祈念式典
  ~ 我孫子市から、「平和」を一緒に祈りましょう
 ・日  時:令和元年818() 9301030
 ・場  所:手賀沼公園内「平和の記念碑」前
 ・内  容:長崎派遣中学生の報告、黙祷、献花 等
 
 
■手賀沼とうろう流し
  ~ 平和への願いを込めた灯ろうを夕闇の手賀沼に流します
 ・日  時:令和元年818() 1815頃~
 ・場  所:手賀沼公園内「平和の記念碑」付近

  また以下の期間、「原爆写真と平和祈念の折り鶴」展を開催します。あわせてぜひご覧ください。

■「原爆写真と平和祈念の折り鶴」展
  ・開 催 日:令和元年86()819()
  ・会  場:生涯学習センター アビスタ1階ストリート  

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 手賀沼公園には、平和を祈念するモニュメントが多くあります。平和祈念式典においでくださった折りに、これらのモニュメントをご覧いただければ幸いです。

  u 平和記念碑
  u 平和の灯
  u 被爆アオギリⅡ世、被爆クスノキⅡ世
  u 禎子鶴
  u 陽光桜

   モニュメントの名前をクリックすると、それぞれのモニュメントに関する本ブログの記事が開きます。

2019年8月2日

今年は、長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に市内中学生12名が派遣されます

 我孫子市では、2005年(戦後60年)から、平和事業の一環として、毎年8月に広島市平和記念式典または長崎市平和祈念式典に、市内の中学生を代表団として派遣しています。昨年までにのべ132名の中学生が広島・長崎に派遣されています
 
 今年は3年に1度の長崎市への派遣の年にあたり、88日から10日までの日程で、12名の中学生が派遣されます。長崎原爆犠牲者慰霊祈念式典への参列、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館や長崎原爆資料館などの施設見学をします。8日、9日に開催の「青少年ピースフォーラム」に参加し、被爆体験講話、被爆建物等のフィールドワーク、室内での平和学習を通して、長崎の方々や各地からの参加者と共に学び合う機会が持たれます。我孫子市の皆さまが祈りを込めて折ってくださった千羽鶴も奉納します。

 725日(木)、長崎に派遣される12名の中学生が我孫子市教育委員会で行われた「事前学習会」に参加しました。派遣の目的や日程の説明を受けた後、派遣団長、副団長を決め、団長のリーダーシップのもと皆で意見交換をしながら派遣中のグループ分けをしました。

 その後、派遣経験者の高校生から体験談やアドバイスを聞きました。大切にしたいのは、現地での第一印象、仲間と共に考えること、体験を伝えること、という貴重な意見や、暑さ対策もしっかりとなど具体的な話がありました。そして我孫子市原爆被爆者の会の的山ケイ子さんから、被爆されたいきさつや、的山さんが育った地で今回の訪問先の長崎歴史文化博物館付近の被爆当時の様子を伺いました。


派遣中学生OBOGからのアドバイスに耳を傾ける中学生たち
的山ケイ子さんのお話を聴く
 
  事前学習会後に、派遣に同行される星野我孫子市長、倉部教育長と意見交換の時間がありました。市長から「派遣を通して、何を思ったか、今の幸せは、健康は心と身体だが社会の健康は、などについて考えて欲しい。また、長崎は歴史上様々な事柄を学べるところでもある。派遣中に皆さんと話をする機会があるので派遣で感じたことなどたくさん話し合いましょう」とのお話をお聞きしました。
 

星野市長・倉部教育長とともに
  長崎に派遣される中学生の派遣報告会は121日(日)に、けやきふれあいプラザホールで開催されます。派遣報告会に、ご期待ください。

2019年7月23日

今年も、多くの折り鶴が集まりました

 今年も、我孫子市民の皆さまから、核兵器廃絶の願いが込められた多くの折り鶴が寄せられました。

713日、折り鶴に糸を通して束にまとめる作業をしました。この日は、我孫子市平和事業推進市民会議メンバーと我孫子市職員との計数名で作業にあたりました。

一羽一羽に平和への願いが込められた折り鶴、その願いを糸で繋いでいくと、色鮮やかなひときわ美しい錦織(にしきおり)となります。

 
 
 今年は、長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に派遣される市内中学生12名が、この折り鶴を長崎平和公園で奉納します。

折り鶴の一部は、86日から19日までの間、原爆写真とともに、アビスタにおいて展示されます。アビスタお立ち寄りの際には、是非ご覧ください。


2019年7月7日

2019年度我孫子市平和事業推進市民会議の活動が始まりました

 今年度も、我孫子市平和事業推進市民会議の活動がスタートしました。 本市民会議は、平成207月施行「我孫子市平和事業推進条例」に基づいて設置されている会議で、公募市民、我孫子市内の市民団体に属する者、市内大学在学生、市内在住高校生などのメンバーが、我孫子市長からの委嘱を受けて構成しています。 2019年度も14名が市長からの委嘱を受け、6月末までに二回の会合を行いました。

今年度は、以下のような平和事業への取組みを計画しています。
 s  86日~19日 原爆写真・折り鶴展(アビスタ)
 s  88日~10 長崎への中学生派遣
 s  818()     平和祈念式典(手賀沼公園)
 s  121()     平和の集い ~我孫子から平和を願う~
         (派遣中学生発表会)
 s  6月~2          広島・長崎派遣中学生によるリレー講座
 s  その他、本ブログを通しての平和事業の紹介発信など

2019年度我孫子市平和事業推進市民会議メンバー

我孫子市平和事業推進市民会議は、多くの市民の皆さんのご協力のもとに、核兵器廃絶と平和な世界の到来のための活動を進めてまいります。

我孫子市平和事業推進市民会議については、我孫子市HPの以下ページをご参照ください。

2019年3月7日

【ご案内】ICAN 川崎哲さん講演会

2017年のノーベル平和賞を受賞した核兵器廃絶国際キャンペーン (ICAN)の国際運営委員を務める川崎哲さんの講演会が、54()、我孫子で開催されます。 

  ◆日 時 : 54(土・祝) 14001600
  ◆会 場 : けやきプラザふれあいホール
  ◆資料代 : 一般500円(大学生以下無料)
  ◆主 催 : 憲法を考える市民の集い実行委員会
  ◆後 援 : 我孫子市  

20177月、国連で122か国・地域の賛成多数により核兵器禁止条約が採択される一方で、米露間の中距離核戦力(INF)全廃条約が失効しようとしている今、多くの方々とともに、川崎哲さんのご講演に耳を傾けたいと思います。

2019年1月10日

[平和の集い]パネルディスカッション登壇者4名による参加レポート

201812月2日開催【平和の集い ~我孫子から平和を願う】のパネルディスカッションで登壇して頂いた中央学院大学の学生と歴代派遣中学生OB・OGの学生合計4名の皆さんが、平和の集い参加の感想をレポートしてくれました。

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 ■金井巽都さん (中央学院大学3年)

 「平和にも、色々な考えがある。」 私が平和の集いに参加することで、思ったことです。世界には、様々な問題があります。核問題、難民・移民問題、貧困問題など本当に多くの問題が山積しています。その問題の全てにはっきりとした答えが存在するのでしょうか。社会問題の多くは、立場によって、答えが変わります。自分だけでなく、相手の立場も考えることが大事なのだと気づかされました。また、中学生や高校生の話を聞くたびに私も、中学生や高校生の時に平和の集いのことを知っていたら、もっと前から平和に対する行動を起こすことが出来たのではないのかなと思い、後悔します。まずは、何事も知ることからだと思います。現在の世界に不安を覚えている方、歴史を知りたい方、自分の視野を広げたい方、平和の集いに参加してみることによって視野も広がり、平和への一歩を踏み出せるので、ひとりでも多くの人が参加してみてほしいと思います。 

 ■大兼夏美さん (中央学院大学2年)

今回、私は我孫子市の平和の集いに初めて参加させていただきました。中学生の広島派遣の話、私が参加した平和のパネルディスカッションなど、戦争の悲惨さ、今、世界で起きている紛争、難民など様々な視点から平和について改めて考えるとても良い機会となりました。そして、今回感じた平和への思いを次の世代にも伝えていくことが必要だということも強く感じました。そして、若い世代の私たちには一体、何が出来るのか考える機会にもなり、まずは「平和」について関心を持つことからだと思いました。今あるこの平和な日常が当たり前でないこと、戦争だけではなく、今は様々なところで平和を脅かす存在があることを再認識、そしてそれを若い世代の私たちが発信することが今後大事になってくると思います。私自身もまた平和についての活動に携わっていきたいです。

■川合瑞希さん (平成24年度 派遣中学生)

約四年ぶりの、川久保先生とのパネルディスカッションでした。初めて長崎に行ったのは中学2年の時。随分と前のことのように思います。今、大学2年となった今もこうして我孫子市平和事業に携っていることを、本当に誇りに思います。私は今回のパネルディスカッションを迎えるにあたり、私を含む若者達が戦争について考える機会が減っていることに警鐘を鳴らそうと思いました。大学に通っても、戦争のことについて学ぶ機会はほとんどありません。歴史というものは否応無しに時が経てば風化してしまいます。そのため、今後私たちの世代がもっと多くの人に平和について考えを巡らせ、歴史を伝えていく機会が重要だと思います。私は夏休みに、一人で青春18切符を片手に旅に出ました。その途中、広島に寄り原爆ドーム、平和資料館を観てきました。そこで多くの外国人が広島を訪れていることを目の当たりにしました。世界の多くの人が平和についての関心を抱いているのです。もっと日本は世界に核兵器の悲惨さをもっと伝えていくべきであり、行動に移さなくてはならないという思いになりました。
1人の力は少ないですが、これからもリレー講座を始めとする地道な活動を続け、少しでも多くの人に戦争や核兵器、そして平和について伝えていきたいと思います。貴重な機会をありがとうございました。 

 ■早坂弘宇さん (平成28年度 派遣中学生)

 今回初めてパネルディスカッションに参加させていただきました。川久保先生や大学生の皆さん、そして、ご来場してくださった皆さんの前で自分の考えを述べることは、初めてで、とても緊張しました。しかし、パネルトークの中でサポートしていただいたことで、自分の考えはもちろん、大学生の方々の考えも自分なりに解釈してから発言することが出来ました。そして、会場の皆さんと平和な世界、平和な社会にするためにはどうしたら良いのかを考え、共有し、理解を深めることが出来たと思います。このパネルディスカッションは僕にとって貴重な経験となりました。また、一人で考えるよりも、多くの人と考えを共有することの大切さも感じることが出来ました。これから、平和な社会に少しでも近づいていくために、自分や周りの人と協力してできることを考え、我孫子市の平和事業やリレー講座など、身近なところから取り組める活動にも参加していきたいです。

 

2018年12月19日

12月2日、「平和の集い」が開催されました

 122()、けやきプラザふれあいホールで「平和の集い 〜我孫子から平和を願う〜」が開催されました。今年は、中央学院大学法学部「平和学」の川久保教授にもご講演いただき、たいへん内容の濃い集いとなりました。 

【第1部】 広島派遣中学生の報告
 今年8月に広島市を訪問し、平和記念式典(広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式)に参列した市内中学生12名による報告。派遣中学生 たちは、毎年とても頼もしい報告を聞かせてくれます。若い世代を先頭に皆が核兵器のない平和な世界を願うならば、きっとその願いはかなうに違いないと、たいへん励まされます。今年の派遣中学生も、力強い「わたしたちの平和宣言」をしてくれました。
https://drive.google.com/file/d/1G8MthbNr0VHpYKLcpGcZd3zWZGqwxCIB/view?usp=sharing
広島派遣中学生の報告
(クリックして動画をご覧になれます)
「わたしたちの平和宣言」を発表する派遣中学生
【第2部】 中央学院大学「平和学」川久保教授による講演・パネルディスカッション
 中央学院大学法学部の川久保文紀教授は、ご講演の中で、「平和学の父」と言われるノルウェーのヨハン・ガルトゥング博士による「積極的平和(戦争の原因となる構造的暴力のない状態)」の提唱から、国連高等弁務官であった緒方貞子氏による「人間の安全保障」の取組みまで、「平和学」の歴史と概要を紹介くださいました。
 パネルディスカッションでは、中央学院大学生と、我孫子市の派遣中学生OBOGの高校生・大学生、あわせて4名が、私たちが生きるこの世界にどんな関心を抱き、どのような取組みをしていきたいのかを語ってくれました。 


https://drive.google.com/file/d/1C0LLbv5pPXdHgazIpxTzxrdq0l9yEofM/view?usp=sharing
川久保教授講演
(クリックして動画をご覧になれます)
https://drive.google.com/file/d/1x0rQ-QPfVhqWWa30KAVh0hFTtoRk1Ckp/view?usp=sharing
パネルディスカッション
(クリックして動画をご覧になれます)
【第3部】我孫子中学校演劇部「長袖の夏
 「夏でも長袖のブラウス」という校則に疑問を持った女子生徒たちが、「長袖のブラウス」を通して原爆が人の心に刻みつけた苦しみを学んでいく、という劇を、我孫子中学校演劇部の皆さんが演じてくれました。
我孫子中学校演劇部「長袖の夏」

2018年12月16日

【絵本の紹介】シュモーおじさん

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  書 名 シュモーおじさん
  制 作 シュモ-に学ぶ会
  編 集 とがわ こういちろう
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   このフロイド・シュモー氏はアメリカ合衆国の著作家で、平和活動者でした。今から73年前に太平洋戦争が終戦し、現在では日本とアメリカは日米同盟により固く結ばれています。フロイド・シュモー氏は広島に原爆投下され、“アメリカ国民の一人として広島に何か出来ることはないか”と考え、広島に家屋を建設しました。家屋建設に取り掛かる際も当時の日本人はアメリカに対して当然よく思っておりませんでしたが、フロイド・シュモー氏は1948年から始めた家屋建設は、1952年には21戸建設されました。一人のアメリカ人が広島の為に、最初は一人で家屋建設し、徐々に仲間を誘い、日本人のボランティアも家屋建設に参加するようになりました。

フロイド・シュモー
現在では、シュモー氏が建てた家屋は1戸しか残っておらず、2012年に広島平和記念資料館の付属展示施設である『シュモーハウス』として保存されています。 この作品は、シュモーに学ぶ会が制作し、発刊しています。73年前に広島に原子爆弾が投下されたことを遠い昔のことにしてしまいつつある現代に、広島には、沢山の大切な場所や被爆者の為に尽力して下さった人がいることを伝えたいと本で紹介しています。
この作品は、小さい子どもたちにお母さんとお父さんと一緒に読んで欲しいと強く感じます。73年前に何が起きたのかは勿論、きっかけはどうであれ平和について考える時間を一人ひとりが持って欲しいと感じます。

拙い文章でしたが、最後までお読み頂きありがとうございます。
(我孫子市平和事業推進市民会議委員 寺原 正一郎) 
 
   フロイド・シュモー氏については、以下の記事もご参照ください。 
           朝日新聞(2016年6月15日):シュモーさん功績 絵本で次世代へ

2018年11月19日

【ご案内】2018年 平和の集い

 122()に、【平和の集い】を開催します。
 今年は、派遣中学生報告、我孫子中学校演劇のほか、中央学院大学平和学講座の川久保教授による講演・パネルディスカッションをプログラムに加えて、開催します。
 広島・長崎への中学生派遣、市内小学校でのリレー講座、そして大学生が学ぶ平和学。
 我孫子から平和を願うこの集いに、多くの市民の皆さんがご来場くださいますよう、お待ち申し上げております。 

■日時:122() 1300(開場 1230)1630
■会場:けやきプラザ2階 ふれあいホール(入場無料)
    (JR我孫子駅南口から徒歩3分)
■プログラム
 【第1部】広島派遣中学生による報告
 【第2部】中央学院大学「平和学」川久保教授による
       講演・パネルディスカッション
 【第3部】我孫子中学校演劇部による劇『長袖の夏』

https://drive.google.com/file/d/0B63FzjF8R__9QnV6UXRzZ1NiWjQ/view
平和の集いチラシ
(クリックで、表裏両面を閲覧)

 また以下の通り、関連展示として【平和の集い展】を開催します。 ギャラリー2では、広島平和記念資料館から「原爆の絵」(複製)を借用して展示します。この絵は、原爆の恐ろしさ、平和の尊さを次世代に伝えようと、高校生が被爆体験証言者から実際に聴いた原爆投下当時の惨状を描いたものです。ご覧いただき、平和の大切さを考えるきっかけとなれば幸いです。
 

 ■展示期間:1121() 122()
 ■展示会場:アビシルベ
       けやきプラザギャラリー1・2
         (9時~19時 ※ 最終日は17時まで)


2018年9月14日

【ご案内】 いしぶみコンサート

  811日手賀沼公園での平和祈念式典後に映画『いしぶみ』を上演しましたところ、我孫子市民の方から、同じ「広島二中全滅の記録」の朗読と合唱のイベントがあることをお知らせいただきましたので、このブログで広くご案内させていただくこととしました。

■第三回 合唱と朗読による いしぶみコンサート
 ・日時 : 2018930() 14時開演
 ・場所 : 日暮里サニーホール
 ・主催 : 広島県立広島観音高等学校音楽部OB合唱団 東京支部
   詳細については、以下のチラシをご参照願います。
クリックして、拡大表示できます

主催に名前のある広島観音高等学校というのは、旧広島二中のことです。
このコンサートをお知らせくださった方は、広島にゆかりのある方々が東京でも地道に活動しておられることを、多くの方に知っていただければ・・・と言葉を添えておられました。
 ご関心のある方は、ぜひいらしてみてください。