我孫子市平和事業の取組みを、旬報社『月刊社会教育 8月号』誌上で紹介させていただく機会をいただきました。
我孫子市での取組み、特にリレー講座と演劇(我孫子中学校)について、活動に取組んできた各世代の方々にその思いを綴っていただいています。
『月刊社会教育
8月号』は、我孫子市民図書館(アビスタ)など公共図書館でも閲覧することができます。ぜひ、手にとってご覧いただきたくご紹介申し上げます。
■旬報社ホームページ:『月刊社会教育 8月号』
我孫子市平和事業の取組みを、旬報社『月刊社会教育 8月号』誌上で紹介させていただく機会をいただきました。
我孫子市での取組み、特にリレー講座と演劇(我孫子中学校)について、活動に取組んできた各世代の方々にその思いを綴っていただいています。
『月刊社会教育
8月号』は、我孫子市民図書館(アビスタ)など公共図書館でも閲覧することができます。ぜひ、手にとってご覧いただきたくご紹介申し上げます。
■旬報社ホームページ:『月刊社会教育 8月号』
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書 名 平和のバトン
〜広島の高校生たちが
描いた8月6日の記憶
著 者 弓狩 匡純
出版社 くもん出版
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こんにちは!
我孫子市平和委員の根本です。
今回は皆様に紹介させて頂きたい本があり、ブログを通してお伝え出来ればと思います。私がこの本に出会ったのは今年の夏休み、読書感想文の本を決めようとしていた時でした。学校指定のオススメ本一覧を見ていると、とても馴染みのあるワンフレーズが目にとまりました。それは本の題名でもある「平和のバトン」です。
私たち平和委員は、自身の派遣での学びを活かして小学生に向けたリレー講座を行っています。戦争について語れる人が少なくなってきている中で、教えていただいたことを次の世代に教えていく、まさに「平和のバトン」を受け継いでいくということです。
この本では戦争を知らない広島の高校生達が被爆者の方々の証言を元に、当時の様子を描きあげていく様子を取り上げています。聞いた話のみで作品を完成させなければいけない学生たちには悩みや葛藤も多く、壁にぶつかることも沢山あったそうです。ですが、そんな彼らたちが青春を賭けてまで絵に情熱を注いだのには「平和のバトンを繋げたい」という強い思いがあったからでした。
「青空を見て悲しみが込み上げた」
これは本の中で出てきたセリフです。
青空という言葉を聞いて暗いイメージをもつ方はおそらくいないと思いますが、ここでは青空と共に悲しみが表現されています。
友達や家族を失った少女が原爆投下の翌日、1人で空を見上げると昨日のことがまるで嘘のように晴れ渡っていたそうです。
なぜ私だけ生きているのだろう…という不安に潰されそうになりながらも一生懸命生きていくことを誓います。
この本を読み終えた時、まるで自分のために書かれた本のようにに感じるほど、共感できる部分や自分自身と重なることが多いお話でした。戦争を歴史の一部としか捉えられない子供が増えている中で私たちが伝え続けていくこと、それを「〇〇を〇〇に」という言葉によって表されています。皆さんは何が当てはまると思いますか?正解は本の中にあります。ぜひ、沢山の方にこの本を読んで頂けたら嬉しいです!!
1度起きたことは、忘れてしまった時にまた起きると言われています。ですが、今をその「忘れてしまった時」の時代にしないためにも平和委員としての任務をしっかり果たしていこうとこの本を読んで改めて感じることができました。青空を見て悲しむ人がいなくなるよう願います。
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書 名 チンチン電車と女学生
1945年8月6日・ヒロシマ
著 者 堀川惠子・小笠原信之
出版社 講談社文庫
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作者である堀川さんが広島テレビの特集で、広島電鉄(広電)の取材で広電の車庫に入っていた車両を眺めていた際に出会ったチンチン電車によって展開される。広島の現役(2015年当時)のチンチン電車で最も古い650形を皮切りにして、「幻の女学校」すなわち物語の舞台となる「広島電鉄家政女学校」に堀川さんが興味をもったことから始まった。
かつて実際に女学校の生徒であった方々の話を基盤に、一人一人がその学校に通うことになったいきさつから、寮生活の実態、淡い恋物語、原爆の被災当時まで、戦時中の暮らしを肌で感じ取ることができる。
女子高生である私は同世代の女の子が体験した戦争の記憶に衝撃を受けた。
戦争の悲しみを風化させないためにも、より多くの若い人に読んでもらいたい。
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フロイド・シュモー |
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「ナガサキノート あの日、人々の足取り」
(クリックでサイトにアクセスできます)
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広島二中慰霊碑(広島平和記念公園)に刻まれた犠牲者の名前 |