2018年9月14日

【ご案内】 いしぶみコンサート

  811日手賀沼公園での平和祈念式典後に映画『いしぶみ』を上演しましたところ、我孫子市民の方から、同じ「広島二中全滅の記録」の朗読と合唱のイベントがあることをお知らせいただきましたので、このブログで広くご案内させていただくこととしました。

■第三回 合唱と朗読による いしぶみコンサート
 ・日時 : 2018930() 14時開演
 ・場所 : 日暮里サニーホール
 ・主催 : 広島県立広島観音高等学校音楽部OB合唱団 東京支部
   詳細については、以下のチラシをご参照願います。
クリックして、拡大表示できます

主催に名前のある広島観音高等学校というのは、旧広島二中のことです。
このコンサートをお知らせくださった方は、広島にゆかりのある方々が東京でも地道に活動しておられることを、多くの方に知っていただければ・・・と言葉を添えておられました。
 ご関心のある方は、ぜひいらしてみてください。

2018年9月8日

広島中学生派遣引率レポート

 こんにちは。我孫子市平和事業推進市民会議の小谷典子です。 平成24年度に派遣中学生として長崎に行かせていただいた後、今年の派遣中学生の引率として今回広島に行かせていただきました。 派遣の様子をレポートしましたので、お読みいただけると幸いです! (※思い入れが非常にあるために忘れる前に記そうと必死に書きましたら長文になってしまいました。)
1日目 85
 朝早くからけやきプラザ前に12名が集まり、今年の派遣団の赤いキャップが配られ、団長が派遣に行く抱負を述べてご家族、学校の先生方、市の企画課や平和事業に関わる皆さんにお見送りいただきながら出発しました。
出発式(けやきプラザ前)
  新幹線に乗る東京駅に向かうまでの電車の中で、既に仲良くなった中学生達は楽しげに学校や部活の事などを話していました。  東京駅から広島駅に向かう新幹線に乗るまでの間、日本全国から広島に行く小・中学生さんでホームが大賑わいで、全国で平和学習が重要視されている事を感じました。 東京駅から4時間ほどかけて広島駅に着くのですが、その間も2日目のインタビューの内容を考え、勤勉な様子でした。また、我孫子からご同行された方から折り紙の両面を利用する折り鶴の作り方を教わり、頭をフル回転して折っていました。  13:35、ようやく広島に着き心が躍るなか、中学生達は駅の目の前の路面電車に興味津々の様子でした。🚉📸 
 その路面電車で広島平和記念公園の見学へ向かいました。路面電車から見える道路に敷かれたレール、市内を流れる川をいくつも超える光景に本当に広島に来たんだと実感がわきました。 広島平和記念公園ではガイドさんのお話を聞きながら、原爆ドームをはじめ公園内に点在する沢山の碑について実際に見て触れて見学をしました。私が強く印象に残っている事は、広島平和記念公園の記念の字は、この場合よく祈念という表記になるのですが、祈りの字をあえて記すの表記にする事で、後世に残すという意味があるというお話でした。 また、手賀沼のほとりにアオギリの木がありますが、その親木の被爆アオギリも見る事が出来ました。🌿(是非皆さん手賀沼公園に行ってみてください‼ )
 2時間の外の見学を終え、休憩し、とうとう広島平和記念資料館の見学に入りました。原爆が落とされる前と後が分かりやすく映像で表現されたブースから、原子爆弾の歴史、被害にあった方々の衣服や生活用品、広島がどんな街だったかなどの展示を、国を超え様々な方々が真剣な表情で展示物を見ていました。私は、原子爆弾の被害が一目で分かる展示物の数々に心が潰されそうになり、どうしようもない過去の事実にやり切れなさと絶望感をいたく感じました。
 この絶望感は忘れちゃいけないものだと考えながらも、資料館からホテルに向かう間もどこか苦しさが続きました。
 市長さんとは夕ご飯のお食事屋さんで合流し、この日甲子園に出場した我孫子が地元、中央学院高校の試合のお話や元気な中学生の様子にとても盛り上がりました。

■2日目 86
 とうとう式典当日になり朝早くから平和記念公園に向かい、参列をしようとしたところ、溢れんばかりの人、人、人に驚きました。
 前日から公園敷地内には国内外からの観光や見学の方々から、アーティストやお経を唱えるお坊さん、様々な思想の方々もいらしていましたが当日はもっと増え、警備やマスコミもバッチリ配置され、世界が注目している事だと改めて感じました。
 式典のなか、広島市長や安倍内閣総理大臣などのお話を聞きながら、中学生の頃よりも発言の意味や難しさがわかるようになり、これから核に対して日本はどのような体勢で、行動をしていくのだろうかと考えるようになりました。今回派遣された中学生達が今の私の様に20歳ぐらいになったら核に対しての認識がどのような社会で、どのような考えを持っているのでしょうね。
 参列が終わると、原爆の子の像で我孫子の千羽鶴を奉納し、平和記念公園内の海外からの観光客にインタビューをしました。積極的に話しかけていたら地元広島の高校生に話しかけられたりして、交流が生まれていました。 
「原爆の子の像」前
 昼食は広島名物の広島風お好み焼きでした! 初めていただいた広島風お好み焼き、麺の存在がしっかり活きていて、私が今まで食べてきたお好み焼きと完全に違うもので、お好み焼きってなんだっけ…⁇と混乱するほど美味しかったです。 また、式典最中に嵐の櫻井翔君を見たという派遣中学生のお話で盛り上がりました😊
 盛り上がった昼食の後、広島国際展示場で広島市基町高校の創造表現コースの方々が描いた原爆や平和をモチーフにした作品や、被爆者の方から当時のお話を聞きながらその場面を描写したものなど、地元ならではの取り組みの作品が公開されていました。作品から伝わる当時の熱さ・痛さ・人々の受けた衝撃に息が詰まる思いでした。
 そのあと、被爆者の方の体験講話を拝聴しました。工場が崩れ、その瓦礫の隙間から友達と文字通り必死に這い出て、痛む身体に鞭打って動けない友達を担架で運ぶ間、亡くなり倒れた人々の合間を縫って裸足で走ると、倒れた人の皮膚が足に張り付くという話に、こんな事がこの世であっていいものかと衝撃を感じました。また、今生きている事を、自分のものでも他人のものでも命を第一にしてほしいというお話に、戦時中と現代では生活が一変し、人間関係や考え方も変わるなか、それでも大切にしなきゃいけないものとして心に留めておかなくてはいけないなと感じました。
被爆体験講話

 この後、爆心地から1番近い人小学校で、奇跡的に鉄筋コンクリートだった校舎が残った本川小学校平和資料館に向かいました。現在、耐震基準に則り残っている校舎が補強され、平和資料館となっています。 当時は新しい校舎で西洋を取り入れたお洒落な窓枠などが今でも残されていますが、学校の配電盤が焼け焦げ、黒くなった壁には元気な子どもの姿はとても想像できないものでした。お話で、戦争で夏休みにまだ入っておらず、当たり前の様に学校に来ていた子どもは殆ど亡くなり、86日は奇跡的に無傷でいた児童も高濃度の放射能で苦しんだ後に亡くなった事を聞き、沢山の子ども、親御さん、家族の人な悲しみに暮れた事がよくよく感じ取れました。
 その後に夕ご飯のお弁当をいただき、どこまでも体力がある中学生がおかわりをもらう姿に微笑ましく思いながら、灯籠流しの灯籠にメッセージを書き、元安川に向かいました。

 元安川と本川は、平和記念公園を型どる形で公園の両脇を流れています。そして、元安川と本川が本流から別れるT字の橋が、原爆落下の標的になった相生橋になるのです。
灯籠流し
 元安川に向かうと朝に劣らぬ人の多さに驚きましたが、灯籠流しは平和の象徴の1つとして、祈りの行為が観光になっている様子が印象的でした。中学生達はなかなか自分達の灯籠が川の中央に流れず心配そうな様子でしたが、橋の上から見た時にとても綺麗な灯籠の流れに様々な角度や向きからカメラを構えていました。  前日から見学したり原爆の話を聞きながらずっと歩き、体力的にも精神的にも疲れているであろうなか、ホテルで反省会もしっかりし2日目が終了しました。
 
■3日目  87
 前日の夜の某ニュース番組で櫻井君広島から中継やってた!しかも式典中の映像の後ろに私達映っていたんですよ‼‼と朝から楽しいお話を聞きました。
 最終日は袋町小学校、広島城を見学し我孫子に帰るという日程でした。
 袋町小学校は西校舎が本川小学校と同じように鉄筋コンクリート造りの校舎で、当時の校舎が資料館として保存されています。
 この資料館の特徴は、この校舎自体に書き残された、当時の子どもを探す親御さんの直筆の伝言や先生の伝言などが壁や柱に残されているというものです。地名や文字・文の表記に時代を感じますが、「どうか自分の子どもが見つかりますように。誰か何でもいいから情報をください」という強い悲痛な願いが今でも息づいているように感じました。
壁に残された伝言(袋町小学校)
 続いて訪れた広島城は、広島がどの様な歴史を経てきたのかという資料展示から、お姫様・殿様・武将の格好が出来るブース(勿論着用していました👍)、本物の兜・甲冑・刀剣など様々な武具まで展示されていてとても見応えのある本丸を見学し、天守閣からは緑豊かな街並みや、お堀の鯉(広島カープの由来らしいです🎏)、前日作品を拝見した基町高校が見えたり(ガラス張りで近代的な駅みたいなつくりな県立高‼)と、広島らしいゆとりある近代的な街並みが一望できました。また、本丸の下頑張ってインタビューをする中学生達が見えました😊お城を出て様子を見ると、反省会で市長・教育長からのご助言によりインタビューも広島城に合わせ、前日の内容と変えて話をするなど工夫していました。
 時間ギリギリまで勇気を出してインタビューし、女子は魔貫光殺砲の写真を撮ったあと教育長からアイスを🍦みんなでいただきました。(実は3日間休憩の度にご馳走になってしまいました…)


 暑さを美味しく凌いだあと、広島駅に向かいお土産やお昼を探し、新幹線に乗りました。
 女子男子とそれぞれ席を向かい合わせにし楽しげにしていました。側から見ていて、日を追うごとにもう何も仲間として気負うものがないと言わんばかりの仲の良さに成長しました。多分、ここまで読んでくださった方ならそれは分かると思います。
 我孫子駅につき、けやきプラザ一階には派遣中学生のご家族や市の企画課さんなど、この派遣事業に関わった皆さんが待ってくださっていました。団長がここ1番の挨拶をした後も、みんな仲良くってなかなか帰らないという具合に本当にあったかい雰囲気で3日間の任務を遂行しました。

◆ 

 私の実体験として、派遣中学生の仲間はこれからリレー講座や平和事業で顔を合わせ、発表をしていく中でお互いの良さがもっと分かると思います。この3日間で学んで感じた事、大切にできるメンバーだと思います。是非これからリレー講座や平和事業でそれぞれの表現で力を貸してくれたら嬉しいです 私も今年は大切な、素敵な夏になりました!
 大変な長文、お読みいただき有難うございました‼‼

原爆ドーム前で
 

2018年8月29日

我孫子市 被爆73周年平和祈念式典と平和祈念映画上映会が開催されました

 811日、我孫子市の被爆73周年平和祈念式典が、手賀沼公園平和記念碑前で開催されました。 式典は、詩「コレガ人間ナノデス」、「僕は死ねない」の朗読、黙祷に続いて、我孫子市原爆被爆者の会会長(代理)、星野我孫子市長による式辞、そして今夏広島に派遣された中学生12名を代表して佐藤優馬君(我孫子市立布佐中学校2年)から広島派遣の報告がありました。すばらしい報告でした。本記事の末尾に動画参照のためのURLを掲載しますので、ぜひ中学生の派遣報告を聴いてください。 式典は、参列者全員による我孫子市平和都市宣言の読上げと献花をもって終了しました。

我孫子市原爆被爆者の会会長(代理)による式辞
 式典終了後アビスタ1階ホールにて、平和祈念映画上映会と題して映画『いしぶみ』を上映しました。
この映画は194586日の朝、建物疎開作業のために本川土手(現在の広島平和記念公園内)に集合した全員が命を奪われた広島二中一年生の321名に何が起こったのかを綾瀬はるかさんの朗読で伝える是枝裕和監督の作品です。『万引き家族』でのカンヌ国際映画祭パルムドール受賞が話題になった是枝監督の作品であったこともあり、大勢の市民の皆さまにご来場いただきました。あの朝それが最後になるとも知らず子どもを送り出した母親、「おかあさん」と叫びながら息を引き取っていく子どもたち、被爆した広島市内にわが子を探し回る親たち、朗読する綾瀬はるかさんの抑えた声が、胸に突き刺さる映画でした。 

今夏の広島派遣中学生
平和祈念式典の模様を、動画でご紹介します。ぜひ、ご覧になってください。 

被爆73周年我孫子市平和祈念式典 

2018年8月3日

我孫子市民の皆さんから寄せられた折り鶴

 7月21日、猛暑の中、我孫子市役所で市民の方から寄せられた沢山の折り鶴を数える作業を、市民会議の委員の方やそのご家族、市役所の方と行いました。
 今年、我孫子市では過去最高の1024百羽の折り鶴が寄せられました。私は、市民会議の委員ながら昨年の折り鶴を数える作業をしていなかったので今年は時間が確保できたため参加させて頂きました。
 毎年毎年一つ一つの折り鶴にどの様な想いや願いを込めて作っているのだろうかと作業をしながら考えていました。世界平和や身近な人の幸せを願う様な想いもあると思います。

 
 今夏は異常気象が続き、大雨被害や猛暑が日本列島を襲っています。7月の豪雨災害では、広島県、岡山県、愛媛県等に多数の死者、行方不明者が出ました。折り鶴を作った市民の方々の中には7月の豪雨災害の犠牲者に向け、哀悼の意を込めて作った人も居られるかもしれません。 少しでも早く復興することを願いながら、我孫子市にお住まいの方も異常気象に備えるようにお願いを申し上げます。 
 余談でありますが、我孫子市の人口は13万人、今回ご寄付頂いた折り鶴の数は、1024百羽です。いつか我孫子市の人口を上回る折り鶴が到達する日も近いと感じています。
 
 拙い文章でしたが、最後までお読み下さり、ありがとうございました。
 
我孫子市平和事業推進市民会議委員 寺原正一郎

2018年7月31日

今年は、広島平和記念式典に市内中学生12名が派遣されます

  我孫子市では、2005年(戦後60年)から、平和事業の一環として、毎年8月に、広島市平和記念式典または長崎市平和祈念式典に、市内の中学生を代表団として派遣しています。昨年までに既にのべ120名の中学生が広島・長崎に派遣されています。 
 今年も、8月5日から7日までの日程で、12名の中学生が広島に派遣されます。派遣期間中12名の中学生は、広島平和記念資料館、原爆死没者追悼祈念館などを見学、86日には広島平和記念式典に参列します。その後、我孫子市民の皆さんが折ってくださった千羽鶴を原爆の子の像に奉納し、爆心地に近い袋町小学校と本川小学校の平和記念資料館を見学する予定となっています。

派遣中学生と星野市長、倉部教育長
 
 725()、この夏広島に派遣される中学生たちが我孫子市教育委員会に集合して事前学習会を行いました。学習会では、派遣日程の説明を受けた後、派遣団長、副団長を決め、班行動のグループ分けを決めました。

先輩からのアドバイスを受ける中学生たち

 その後、かつての派遣中学生で現在は高校生である先輩から、広島を訪問するに向けてのアドバイスを受け、我孫子市被爆者の会の的山ケイ子さんからは、被爆者健康手帳を取得される20歳になるまでのご自身のことなどのお話を伺いました。

 事前学習会後には、中学生とともに広島を訪問される星野我孫子市長、倉部教育長と意見交換。市長からは、「広島訪問中はたいへん暑くなります。健康に注意しながら、見たこと、感じたこと、考えたことについてたくさん話し合いましょう」との言葉をいただきました。

的山さんのお話を聞く中学生たち

広島に派遣される中学生たちによる派遣報告会は12月2()にけやきプラザふれあいホールで開催されます。派遣報告会に、ご期待ください。

2018年7月19日

【ご案内】 被爆73周年我孫子市平和祈念式典・映画上映会

本年も、以下の通り「平和祈念式典」、ならびに「平和祈念映画上映会」を開催します。

■平和祈念式典
 ・日  時:平成30811() 930
 ・場  所:手賀沼公園内「平和の記念碑」前
 ・内  容:黙とう、献花、広島派遣中学生の報告 等

■平和祈念映画上映会
 ・日  時:平成30811() 平和祈念式典終了後(11時上映開始)
 ・場  所:アビスタホール 定員100(先着順) 無料
 ・上映映画:『いしぶみ』 (監督 是枝裕和 出演 綾瀬はるか、池上彰)

194586日。その日朝から建物解体作業のために本川土手に集合していた広島二中の一年生321人。彼ら全員の命を奪った原爆。
この日彼らに何が起こったのか。不朽の名作『碑』が広島市出身の綾瀬はるかさんを語り部として現代によみがえります。監督は、『万引き家族』で第71回カンヌ国際映画祭最高賞パルムドールを受賞した是枝裕和さんです。
 
https://drive.google.com/file/d/1AcS0rYGbd5KqrtEdVdNVFioTMoJ1MBO6/view?usp=sharing

また以下の期間、「原爆に関する写真と平和祈念の折り鶴」展を開催します。あわせてぜひご覧ください。

■「原爆に関する写真と平和祈念の折り鶴」展
 ・開 催 日:平成3083()816()
 ・会  場:生涯学習センター アビスタ1階ストリート
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手賀沼公園には、平和を祈念するモニュメントが多くあります。平和祈念式典においでくださった折りに、これらのモニュメントをご覧いただければ幸いです。
u 平和記念碑
u 平和の灯
u 被爆アオギリⅡ世、被爆クスノキⅡ世
u 禎子鶴
u 陽光桜
 
    モニュメントの名前をクリックすると、それぞれのモニュメントに関する本ブログの記事が開きます。

2018年6月19日

2018年度我孫子市平和事業推進市民会議の活動が始まりました

 今年度も、我孫子市平和事業推進市民会議の活動がスタートしました。 
本市民会議は、平成207月施行「我孫子市平和事業推進条例」に基づいて設置されている会議で、公募市民、我孫子市内の市民団体に属する者、市内大学在学生、市内在住高校生などのメンバーが、我孫子市長からの委嘱を受けて構成しています。2018年度は14名が市長からの委嘱を受け、5月27日に第一回目の会合を行いました。

今年度も以下のような平和事業への取組みを計画しています。 

 s  83日~16  原爆写真と折り鶴展(アビスタ)
 s  85日~7    広島への中学生派遣
 s  811()     平和祈念式典(手賀沼公園)
 s  122()     派遣中学生発表会
 s  6月~2           広島・長崎派遣中学生によるリレー講座
 s  その他、本ブログを通しての平和事業の紹介発信など   


2018年度我孫子市平和事業推進市民会議メンバー
我孫子市平和事業推進市民会議は、多くの市民の皆さんのご協力のもとに、核兵器廃絶と平和な世界の到来のための活動を進めてまいります。  

 我孫子市平和事業推進市民会議については、我孫子市HPの以下ページをご参照ください。http://www.city.abiko.chiba.jp/shisei/shingi_iinkai/shiminkatsudou/heiwajigyosuishin.html 

2018年4月10日

千葉市主催「こども・若者サミット」でリレー講座を紹介

https://drive.google.com/file/d/1kIXuFTNsiYsPg2MjXBkSMJC5i-xF2WQl/view?usp=sharing
クリックして、チラシの
両面をご覧になれます。
 325()に開催された千葉市主催による「こども・若者サミット」で、我孫子市の広島・長崎派遣中学生OBOGが、戦後70年以来3年間取り組んでいる【リレー講座「未来を生きる子どもたちへ」】の紹介をしました。「こども・若者サミット」は、未来を担うこども・若者が社会の一員として豊かな人間性を形成し、夢や希望に向けて成長できるまちを目指して、こども・若者の社会参画の重要性および参加自治体の「市長」と「こども・若者」の声を、全国へ発信するために、千葉市が、平成28年度から開催しているもので、今回が2回目の開催でした。 今年は、市原市、四街道市、八千代市、千葉市、そして我孫子市のこども・若者による事例発表と、5市の市長と事例発表したこども・若者たちによる座談会が行われました。 
 
 こども・若者サミット(千葉市ホームページ) 
 
 このサミットの模様から、我孫子市でリレー講座に取り組んでいる若者たち(派遣中学生OBOG)による発表と、事例発表したこども・若者たちと5人の市長による座談会を動画で紹介させていただきます。

 【動画】事例発表:我孫子市平和リレー講座「未来を生きる子どもたちへ」
 【動画】市長とこども・若者による座談会 

 我孫子市リレー講座の事例発表は、聴いてくださった多くの方々の関心を集め、座談会でも多くの質問をいただきました。

 このサミットが、核兵器廃絶と平和への願いを伝えていく【リレー講座】がさらに飛躍していく契機になることを願います。

 

事例発表をした5市のこども・若者たち

星野我孫子市長と我孫子市の若者たち
 

2018年4月3日

戦後、パラオから引き揚げ我孫子に入植された玉根康徳さんへのインタビュー

https://drive.google.com/file/d/1c7hjC5ChCUpLew04xCeZJtTMpxuvYbk0/view?usp=sharing
玉根康徳さん、寺尾紗穂さんとインタビューに参加したメンバー
▲この写真をクリックすると、インタビュー記録()をご覧に
なれます。
 第一次大戦後から1945年の敗戦まで日本の委任統治領となっていたパラオ諸島には、かつて多くの日本人が移住していましたが、戦争末期、ペリリュー島での米軍との戦いなどでは、多くの犠牲者がでています。 戦後、パラオから引き揚げて来られて我孫子市内に移り住まわれた方々がいらっしゃいました。

先日、まだ幼い頃に家族とともにパラオに移植し、戦後我孫子市市内布施に入植された玉根康徳さんに、戦時中のパラオのこと、戦後引き揚げて来られてからの我孫子でのご苦労を伺うことができました。
伺ったお話の概略をまとめましたので、ご紹介させていただきます。

なお、玉根康徳さんへのインタビューには、ご縁あって、シンガーソングライターであり、エッセイストでもある寺尾紗穂さんにご一緒していただきました。

寺尾紗穂さんは、戦前コロール島に置かれていた南洋庁に官吏として赴任していた中島敦のパラオを舞台とした小説を読んだことが契機となって、パラオ、サイパンに取材、「あのころのパラオをさがして」、「南洋と私」などの著作を上梓されています。

(我孫子市平和事業推進市民会議 恒)

【報告】3月18日被爆体験講話・リレー講座実演

 318()、アビイホール(イトーヨーカドー我孫子南口店3)にて、被爆者体験講話とリレー講座の実演を行いました。
この催しは、被爆者の方々からリレー講座に講師として参加している現役の中学生まで、幅広い年齢の方々にお集まりいただき、核兵器廃絶の願いと平和への想いを世代から世代へリレーしていくたいへん貴重な機会となりました。

被爆体験講話とリレー講座実演の模様を、以下の動画からぜひご覧ください。  
 

1.   被爆体験講話


https://drive.google.com/file/d/1yE1i_n52NpLi0ZNszS6NhXuXlXgGissJ/view?usp=sharing
クリックして講話の
動画をご覧ください。
・篠崎 魏(たかし)
20歳の時に長崎市で入市被爆。
長崎市立山里中学校で教壇に立つ傍ら、戦争や被爆体験について伝えていらっしゃいました。
平成28年に娘さん家族のいる我孫子市に転居。
我孫子市原爆被爆者の会の会員として我孫子市平和祈念式典に出席するなど平和に関する活動を続けていらっしゃいます。 

 


https://drive.google.com/file/d/1MIPEjpCrWHqbqrxDEAU2RUPvcJBame_i/view?usp=sharing
クリックして講話の
動画をご覧ください。
・戸田 幸子氏
4歳の時に広島の自宅で被爆。
柏和会(柏市原爆被爆者の会)の役員として会の活動を支え、学校訪問事業では毎年、柏市の小学校6年生に被爆体験を語り伝えていらっしゃいます。


 
 
 

 

2.   リレー講座「未来を生きる子どもたちへ」
https://drive.google.com/file/d/1GOb9WKK00gGYG8JbyqtyWBQMKzaptmhK/view?usp=sharing
クリックしてリレー講座
実演の動画をご覧ください。

我孫子市では毎年8月中学生を被爆地である広島や長崎に派遣しています。かつてこの派遣事業に参加したOBOGたちが、市内の小学校を訪問し、平和について考える「リレー講座」に取り組んでいます。

 

 

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この日は、以上の催しが終了し一般来場者の皆さんがお帰りになったあと、歴代の派遣中学生の交流会を行ないました。
現役の中学生からすでに社会人になったOBOGたちまで、受験などでしばらく顔をみることのできなかった顔ぶれも揃い、お互いに近況を分かち合い、リレー講座活動への参加を呼びかけ合っていました。
我孫子市派遣中学生OBOG、頼もしい仲間たちの今後の活躍に期待したいと思います。