2021年12月4日

【本の紹介】 平和のバトン 〜広島の高校生たちが描いた8月6日の記憶〜

 

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  書 名 平和のバトン

      〜広島の高校生たちが

描いた86日の記憶

  著 者 弓狩 匡純

  出版社 くもん出版

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こんにちは!

我孫子市平和委員の根本です。

 

今回は皆様に紹介させて頂きたい本があり、ブログを通してお伝え出来ればと思います。私がこの本に出会ったのは今年の夏休み、読書感想文の本を決めようとしていた時でした。学校指定のオススメ本一覧を見ていると、とても馴染みのあるワンフレーズが目にとまりました。それは本の題名でもある「平和のバトン」です。

 

私たち平和委員は、自身の派遣での学びを活かして小学生に向けたリレー講座を行っています。戦争について語れる人が少なくなってきている中で、教えていただいたことを次の世代に教えていく、まさに「平和のバトン」を受け継いでいくということです。

 

この本では戦争を知らない広島の高校生達が被爆者の方々の証言を元に、当時の様子を描きあげていく様子を取り上げています。聞いた話のみで作品を完成させなければいけない学生たちには悩みや葛藤も多く、壁にぶつかることも沢山あったそうです。ですが、そんな彼らたちが青春を賭けてまで絵に情熱を注いだのには「平和のバトンを繋げたい」という強い思いがあったからでした。

 

「青空を見て悲しみが込み上げた」

これは本の中で出てきたセリフです。

青空という言葉を聞いて暗いイメージをもつ方はおそらくいないと思いますが、ここでは青空と共に悲しみが表現されています。

友達や家族を失った少女が原爆投下の翌日、1人で空を見上げると昨日のことがまるで嘘のように晴れ渡っていたそうです。

なぜ私だけ生きているのだろうという不安に潰されそうになりながらも一生懸命生きていくことを誓います。

 

この本を読み終えた時、まるで自分のために書かれた本のようにに感じるほど、共感できる部分や自分自身と重なることが多いお話でした。戦争を歴史の一部としか捉えられない子供が増えている中で私たちが伝え続けていくこと、それを「〇〇を〇〇に」という言葉によって表されています。皆さんは何が当てはまると思いますか?正解は本の中にあります。ぜひ、沢山の方にこの本を読んで頂けたら嬉しいです!!

1度起きたことは、忘れてしまった時にまた起きると言われています。ですが、今をその「忘れてしまった時」の時代にしないためにも平和委員としての任務をしっかり果たしていこうとこの本を読んで改めて感じることができました。青空を見て悲しむ人がいなくなるよう願います。





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