2016年8月17日

中学生の長崎派遣に同行して

 88日からの3日間、長崎に派遣された中学生に同行した郡山琴美さんが、同行して見た中学生たちの様子をレポートしてくれましたので、ご紹介します。
郡山琴美さんは、ご自身、かつての派遣中学生(平成22年度広島派遣)であり、現在は大学2年生です。
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被爆遺構見学 (浦上天主堂)
私は今回、長崎派遣の引率として同行させていただきました。中学生たちは思っていたよりも溶け込みが早く、全国の小・中学生や、高校生など集う青少年ピースフォーラムでは被爆体験講話を聞いて自分たちの感想を共有する姿が見られました。資料館を見学した際にも、展示物から「これは何?」(熱線により、人の影だけが残った跡を見て)「なぜ影だけが残っているの?」といった質問がたくさん寄せられました。 

青少年ピースフォーラム
帰りの電車で、派遣中学生が3日間の行程を振り返り、自分たちの素直な思いを話している姿がとても印象的でした。「もし、原子爆弾が落とされ、意識が残っていたとしても家族を探すほどの勇気はないと思う。」「平和が大切だと言われていたけれど、今回の派遣を通じてなぜ平和が大切なのかを改めて感じた。」などの声が聞こえてきて、私自身も考えさせられる一時でした。
派遣中学生がどんなことを考えているのか、そして三日間を通じて何を感じたのか、私と異なる世代の中学生の意見が聞け、とても良い経験になりました。

12月に行われる派遣中学生の発表会でも、自分たちの言葉で語ってくれることを期待します。

(我孫子市平和事業推進市民会議 郡山琴美)

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