2020年11月17日

【ご案内】 2020年 平和の集い

126()JR我孫子駅南口けやきプラザにて、【平和の集い】を開催します。

今年は、派遣中学生報告、我孫子中学校演劇のほか、広島派遣OG高校生による平和を願う歌をお届けします。

コロナ感染が終息しない状況下にあり、会場定員を超える場合には、ご入場を制限させていただく可能性がありますが、後日、本ブログにて当日の模様を紹介させていただきます。 


 

■日時:126() 開演13:30(開場 13:00

■会場:けやきプラザ2階 ふれあいホール(入場無料)

    (JR我孫子駅南口から徒歩3分)

■プログラム

【第1部】広島派遣中学生による報告

【第2部】広島派遣OGの高校生による平和を願う歌

【第3部】我孫子中学校演劇部による劇『戦争を知らない子どもたち』

  

また以下の通り、関連展示として【平和の集い展】を開催します。

あわせて、ぜひご来場ください。

 

■第1会場 我孫子市民プラザギャラリー(我孫子ショッピングプラザ3階)

   ・1118()25() 9時~20時(最終日は15時まで)

   ・広島平和記念資料館所蔵のヒロシマ・ナガサキ原爆写真パネルの展示など

 

■第2会場 けやきプラザギャラリー1、2

   ・1126()126() 9時~19時(最終日は16時まで)

   ・我孫子市の平和事業、市民から寄せられた平和祈念文集のパネル展示など

2020年8月20日

我孫子市被爆75周年平和祈念式典・とうろう流し報告

 815日、我孫子市の【被爆75周年平和祈念式典】、ならびに【手賀沼とうろう流し】を、手賀沼公園にて行いました。

今年は、以下の点で例年の催しとは異なる開催となりました。

・新型コロナウィルス感染症拡大防止の観点から、事前の広報を控え、小規模な開催とさせていただきました。

・とうろう流しの時刻に寄せて、例年午前開催としている祈念式典の開始時刻を17時と致しました。 

式典の次第は、以下の通りでした。

【動画】となっている箇所をクリックしていただくと、それぞれの模様を動画でご覧いただくことができます。

1.    開式の辞

2.    参加者全員による黙祷

3.    式辞

・我孫子市原爆被爆者の会会長【動画】

・星野我孫子市長【動画】

4.    代表献花、千羽鶴の奉納

5.    来賓挨拶・紹介

6.    今夏広島に派遣された中学生9名の紹介と派遣報告【動画】

7.    参加者全員による我孫子市平和都市宣言読上げ

8.    参列者献花

9.    閉式の辞

 

派遣中学生の報告

式典後、参加いただいた市民の皆さんに平和への思いを書いていただいた紙を、我孫子市平和事業推進市民会議の高校生・大学生が中心となって、あらかじめ用意したとうろうに貼り付けて、夕暮れを待ちました。

とうろう作成

とうろうを手に市長・教育長と派遣中学生

酷暑の中ではありましたが、まずまずの風に恵まれた薄暮の中、我孫子市長、我孫子市被爆者の会会長、式典の御来賓、派遣中学生、そして参加いただいた市民の皆さんにより、とうろうが手賀沼に流されました。

昨年から祈念式典後に実施することとしました【手賀沼とうろう流し】、今年は昨年11月に核兵器廃絶の願いを胸に亡くなられた宮田将則さん(我孫子市原爆被爆者の会前会長)に思いを寄せるとうろう流しともなりました。

とうろう流しの様子も、ぜひ動画でご覧ください。 

10. とうろう流し【動画】

とうろう流し


2020年8月17日

【2020年広島】中学生派遣引率レポート

 私は、2020年度広島派遣中学生の引率者として810日から12日までの間平和事業に参加させていただきました。今年は新型コロナウイルスの流行に伴い常時マスクの着用や移動時の会話を控えめにするなど、感染予防に努め、これまでとは違う環境の中、3日間学んできました。現地に着くと最初に平和記念公園でボランティアガイドの方についていただきながら、慰霊碑のことや、供養塔についてたくさんのお話を頂きました。そこでは、暑い日差しの中、中学生が話に耳を傾けながらも一生懸命メモを取る姿が印象的でした。その後、被爆体験講話として92歳の方にご自身の体験についてお話しいただきました。当時16歳だったその方のお話は目の前で家族の死を見るなど生々しく、原爆の恐ろしさをひしひしと感じさせられる内容でした。中学生たちはメモを取る手も止まり、真剣に話に聞き入っている姿も見られ、リアルタイムで感じ、考えている様子が伝わってきました。

広島平和公園で

被爆体験講話を聴く
被爆体験講話を聴く

2日目は平和記念資料館を見学しました。中学生は小グループで回っていましたが、展示室内でありのままの原爆の被害を目にすると、会話していた声も途切れ、ただ食い入るように見つめていました。2日目の夜の反省会は、それぞれが平和について感じたこと、自分たちに何ができるのかを自分の言葉で、長時間にわたり白熱した話し合いとなりました。聞いている私自身にとっても、平和活動への姿勢を考え直す有意義な時間でした。

平和記念資料館見学

ホテルで反省会

 最終日3日目は、2日目に引き続き、資料館を見学しました。前日の話し合いを受けて自分がもっと勉強したいところを中心に見学し、より考えを深められた様です。

千羽鶴奉納

 今年は例年と比べて日程の変更があり、不安に思うことも多かったと思いますが、中学生は時間を重ねるにつれて仲を深め、日常のことはもちろん、平和について自分が感じたことも話していました。平和について共に考えることのできた9人の仲間は今後のリレー講座等を通してかけがえのない財産になると思います。この3日間でたくさんのことを学び、感じ、考えるとともに、特に、原爆の凄惨さ、そして、ただ生きているだけでは平和は続くものではないということを強く感じてもらえたのではないかと思います。戦後75周年を迎え、戦争体験者の高齢化がますます進む中、直接体験者からお話を聞くことができた中学生たちは平和が続くために自分たちに何ができるのか、12月にある「平和の集い」で今回の経験を踏まえて感じたことを話してくれるのを楽しみにしています。

我孫子市平和事業推進市民会議委員 平成26年度派遣中学生(現在 大学二年)

橋本小都美 

2020年7月27日

今夏広島に派遣される市内中学生の事前学習会が開催されました

我孫子市では、2005年(戦後60年)から、平和事業の一環として、毎年8月に広島市平和記念式典または長崎市平和祈念式典に、市内の中学生を代表団として派遣しています。昨年までにのべ150名近い中学生が広島・長崎に派遣されています

今年の原爆の日の式典は、新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、広島、長崎とも、規模を縮小しての開催となります。そこで、今年計画されていた広島派遣は、多くの人びとが集まる式典日程を避け、810日から12日までの日程で広島を訪問することととなりました。最終的に派遣を実施するか否かは、出発直前まで新型コロナウィルス感染状況を注視した上で決定されることとなっています。

こうした状況の中ですが、718日(土)、広島に派遣予定9名の中学生が我孫子市教育委員会に集合し、初顔合わせ、ならびに「事前学習会」を実施しました。派遣の目的、日程、注意事項の説明を受けた後、中学生たち自身が、派遣団長、副団長を決め、派遣中の行動班となるグループ分けをしました。
その後、派遣経験者である大学生・高校生から、派遣への備えに関するアドバイスを聞きました。実際に派遣を経験したOBOGならではの具体的な助言(見学時に持つバッグは、リュックより肩掛けタイプの方がカメラなどが取り出しやすいなど)に、中学生たちは熱心に耳を傾けていました。

派遣に関するアドバイスを伝える派遣中学生OB(大学生)OG(高校生)

OBOGからのアドバイスに続いて、「我孫子市原爆被爆者の会」の的山ケイ子さんからのお話を伺いました。被爆(胎内被爆)を経験された的山さんから直接お話を伺えたことは、広島派遣への準備を進める中学生たちにとって、たいへん意義ある機会となりました。
また、的山さんは、昨年11月に白血病で亡くなられた「我孫子市原爆被爆者の会」前会長のことを紹介され、中学生たちが広島で見学する予定となっている原爆死没者追悼平和祈念館内で投影されている原爆死没者の写真、名前の中に、この方が、今年から加えられているので探してみてほしいと話されました。

的山ケイ子さんのお話を聴く

事前学習会後に、派遣に同行される星野我孫子市長、倉部教育長との意見交換の時間がありました。中学生たちからは、派遣に向けた決意を一人ひとりが表明し、市長、教育長からは派遣の意義についてお話しいただくとともに、市長からは今年の行程中特に気をつけなければならないウィルスについての基礎知識の講話もいただきました。
新型コロナウィルス感染拡大の状況が落ち着き、中学生たちが無事に派遣を終え、多くを学んできてくれることを、心から願います。

星野市長・倉部教育長とともに

2020年7月22日

[再始動] 5ヶ月ぶりの我孫子市平和事業運営委員会

2020年、戦後75年の節目の年、例年の平和事業市民会議より拡大して2月9日にスタートした平和事業運営委員会も、新型コロナ・ウィルスの影響を受けて、長い活動停止を余儀なくされておりました。ようやく5ヶ月ぶりに集合できた運営委員会、新たに委員に就任した新高校一年生も加えて、あらためて集合写真を撮ることができました。


今年の活動は、新型コロナ・ウィルス影響下での対応になります。
今年、派遣中学生は広島に派遣されますが、今年の広島平和記念式典は規模縮小となるため、派遣中学生が参加することはできません。そのことも踏まえ、広島に多くの人びとが集まる式典日程を避け、今年は810日から12日までの日程で広島を訪問することとなります。
毎年手賀沼公園で開催する我孫子市平和祈念式典も、例年のような積極的広報はせず、小規模な開催とさせていただく予定です。事前の広報は控えますが、その時の模様は、このブログなどを通じて、広く市民の皆さんにお伝えさせていただく予定です。

新型コロナ・ウィルスが私たちにもたらしている非日常。
「これが当たり前」ではないコロナの日々の経験は、「原爆投下」というまったく当たり前ではないけど、75年前本当にあった事実を、いつもの年以上に、私たちに差し迫って想い起こさせます。

コロナの年に迎える戦後75年、皆さんと一緒に考えさせてください。

2020年3月11日

戦後75年の我孫子市平和事業運営委員会の活動が始まりました

 2020年は戦後75年の節目の年にあたります。
 この節目の年に我孫子市は、通常年より拡大した平和事業運営委員会を設置して、平和事業の推進にあたります。

   2020年は、我孫子市平和都市宣言35年にもあたるため、2020年節目の事業は、「戦後75年・我孫子市平和都市宣言35年記念平和事業運営委員会」の名の下で推進されます。

先日29日、戦後75年・我孫子市平和都市宣言35年記念平和事業運営委員会の第一回の会合が開かれました。

 我孫子市長から委嘱された我孫子市内の市民団体に属する者、市内大学在学生、市内在住高校生などのメンバーが、市役所に集合し、2020年の事業検討に向けて、まずは意識合せをしました。
 この日参集したメンバーに加え、4月には受験を終えた新高校一年生のメンバーがここに加わることとなっています。

 我孫子市平和事業を推進する若い世代は、我孫子市平和事業の広島・長崎への中学生派遣、リレー講座などを通して、核兵器廃絶への志を育んできたメンバーたちです。
 世代の輪をさらに広げて取り組む、2020年、戦後75年の我孫子市平和事業運営委員会の活動を、多くの市民の方に応援していただけたら幸いです。

2019年12月19日

12月1日、「平和の集い」が開催されました

 121()、けやきプラザふれあいホールで「平和の集い 〜我孫子から平和を願う〜」が開催されました。

【第1部】 長崎派遣中学生による報告 

今年8月に長崎市を訪問、平和祈念式典(長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典)に参列した市内中学生12名による報告。今年もまた、派遣中学生たちは、長崎で見聞し、話し合い、考えてきた経験を踏まえ、力強い派遣報告をしてくれました。ぜひ、その様子を動画からご覧になってください。  

https://drive.google.com/open?id=1LpmGfaJl61p-2e4sOPx8CM-w2zeJdDxQ
長崎派遣中学生の報告
(クリックにより報告の動画をご覧になれます)
「わたしたちの平和宣言」を発表する派遣中学生
 
【第2部】 モノオペラ「焼き場に立つ少年」

 「焼き場に立つ少年」は、米国人カメラマンであるジョー・オダネル氏が、原爆投下後の長崎で撮影した写真。既に息を引き取っている弟を背負い、弟の火葬の順番を待っている姿だとされる。モノオペラ「焼き場に立つ少年」は、その少年の心を、表現した作品。取手市在住のソプラノ歌手・岡本静子さんが、情感をこめて歌い上げてくださいました。 

モノオペラ「焼き場に立つ少年」

【第3部】我孫子中学校演劇部による劇「消えた八月」

夏休みの自由研究で「戦争体験者に聞く第二次世界大戦の実態」をテーマにした中学生たちが、話を聞こうと思って訪ねた先で出会った戦争体験者の老夫婦。この老夫婦の家のカレンダーには8月がありませんでした・・・・。

https://drive.google.com/open?id=1plm7zbi2VSmZlqUATV_t_NWwtQC4Ztnp
我孫子中学校演劇部による劇「消えた八月」
(クリックにより演劇の模様をご覧になれます)

我孫子中学校演劇部は、今年で7年連続、「平和の集い」で平和を訴える演劇を上演してくださいました。今回の「平和の集い」においては、演劇上演後、7年間の我孫子中学校演劇部の取組みへの感謝状が、倉部教育長より贈呈されました。 

倉部教育長から感謝状を贈呈される我孫子中学校演劇部

今年は、例年を上回る約300名の市民の皆さんが「平和の集い」にご来場くださり、けやきプラザふれあいホールの会場が、ご参集くださった皆さんの平和への願いで満たされていました。

来年は、戦後75周年という節目の年を迎えます。平和への願いを、またさらに来年へとつないでいきます。

2019年12月18日

【本の紹介】 光に向かって這っていけ

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  書 名 光に向かって這っていけ -核なき世界を追い求めて
  著 者 サーロー節子、金崎由美
  出版社 岩波書店
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「光に向かって這っていけ」はICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)のノーベル平和賞授賞式で被爆者としてスピーチをしたサーロー節子さんの自伝です。そして、被爆後74年間「ヒロシマの心を世界へ」と核なき世界を追い求めて行動してきた軌跡です。2018年夏、中国新聞朝刊に掲載された節子さんの自伝連載「生きて」に、中国新聞社(現在はヒロシマ平和メディアセンター)の金崎由美さんがカナダのトロントにある節子さんの自宅を訪ねて、また節子さんの帰国の折にインタビュー取材を重ねて加筆し、新聞社、ヒロシマ平和メディアセンターの協力を得て20197月に岩波書店より出版されました。「光に向かって這っていけ、諦めるな、光が見えるだろう?」86日午前815分、広島女学院高等女学校の2年生で、第二総軍司令部の暗号班に配置されこれから作業という時。爆風で倒壊した建物のがれきの下で見知らぬ人にかけられた言葉にそれからの人生を支え続けられた節子さん。「あの日」生と死をわけたものはなんだったのか。生き残った、その意味を求め続けました。 「アクティビズム(行動主義)」の出発点となる広島流川教会の谷本清牧師や夫であるカナダ人のジム・サーローさんとの出会い。また、ICAN・ピースボートの川崎哲さん、NPT(核拡散防止条約)などの世界の平和活動家たちと出会い、連携して活動を続けてきた不屈の人の全貌が伝わります。「ノーベル平和賞授賞式での感動的なスピーチはどこから」。それは、節子さんの行動と強い意志から生まれた言葉のもつ力であると。中国新聞社はニューヨーク支局を置いていたときもあり、サーローさんの北米での活動は早くから紙面上で紹介されていたそうです。 金崎由美さんはあとがきにこのように綴っています。 「多文化主義の国カナダといえども、マイノリティーである日本出身女性で子育てしながら、仕事と反核運動の両方で先駆的に活動した、その努力と突破力は並大抵のものではなかったろう。」20201月、88歳になりさらに行動し続ける節子さんの人生に触れていただけたらと思います。 
(我孫子市平和事業推進市民会議 見城)

2019年11月13日

【ご案内】 2019年 平和の集い

 121()、【平和の集い】を開催します。 
 今年は、派遣中学生報告、我孫子中学校演劇のほか、作曲家青英権(あおひでのり)さん作曲のモノオペラを、取手市在住のソプラノ歌手岡本静子さんと西元真澄さんのピアノ演奏により上演します。
 我孫子から平和を願うこの集いに、多くの市民の皆さんがご来場くださいますよう、お待ち申し上げております。


https://drive.google.com/file/d/1WSPOI5YOVwBrjM-C7d12SsiVRY5vfhXm/view?usp=sharing
平和の集い
(クリックで、表裏両面を閲覧)
 
 
 
 ■日時:121() 開演1300(開場 1230
 ■会場:けやきプラザ2階 ふれあいホール(入場無料)
     (JR我孫子駅南口から徒歩3分)
 ■プログラム
 【第1部】長崎派遣中学生による報告
 【第2部】モノオペラ「焼き場に立つ少年」
 【第3部】我孫子中学校演劇部による劇『消えた八月』

また以下の通り、関連展示として【平和の集い展】を開催します。
 
■展示期間:1120() 121()
■展示会場:アビシルベ(9時~18時)
 けやきプラザ(9時~19時)
   ※ 最終日は17時まで

2019年9月16日

我孫子市被爆74周年平和祈念式典・手賀沼とうろう流しが開催されました

 8月18日、我孫子市の被爆74周年平和祈念式典が、手賀沼公園平和の記念碑前で開催されました。
 式典は、以下の内容で開催されました。
 【動画】となっている箇所をクリックしていただくと、それぞれの模様を動画でご覧いただくことができます。


 1. 開会
 2. 派遣中学生OGによる詩の朗読【
動画
 3. 参加者全員による黙祷
 4. 式辞
   ・我孫子市原爆被爆者の会会長代理【
動画
   ・星野我孫子市長【
動画
 5. 代表献花、千羽鶴の奉納
 6. 来賓挨拶・紹介
 7. 今夏長崎に派遣された中学生12名の紹介と派遣報告【
動画
 8. 参加者全員による
我孫子市平和都市宣言読上げ
 9. 献花
 10. 閉会


詩の朗読

派遣中学生報告

 式典終了後には、この日の夕刻に手賀沼に流すとうろうの作成を、祈念式典に参加いただいた皆さんと行いました。平和祈念式典としてははじめて作成するとうろうに、参加された皆さんそれぞれが、平和への願いを託しました。
 まずまずの天候にも恵まれたこの日の夕刻、再び集まっていただいた市民の皆さんにより、とうろうが手賀沼に流されました。
 暮れなずむ手賀沼の湖面に、自分がメッセージを書いたとうろうを目で追いながら、参加した市民の皆さんの平和を願う心がひとつになる貴重なひとときでした。
 とうろう流しの様子も、ぜひ動画でご覧ください。


 11.とうろう流し【動画

とうろう作成
 
とうろう流し

2019年9月1日

【2019年長崎平和祈念式典】中学生派遣引率レポート

 私は、2019年度長崎派遣中学生の引率者として88日から10日まで参加させていただきました。私自身、長崎を訪れるのは今回が初めてでしたので、私も沢山のことを吸収出来たら良いなと考えていました。 

88日 出発式(けやきプラザ前)
 現地に着くとすぐに活動が始まりました。長崎市青少年ピースボランティアの高校生や大学生が中心となって被爆の実情や平和の尊さを学ぶ、青少年ピースフォーラムの活動です。 長崎の暑さで沢山の汗を流しながらも、自らの足で被爆した場所に行き、自らの目で見て学ぶ。まさにこれ以上はない素晴らしいフィールドワークの形でした。そんな中学生のより多くを学ぼう、知ろうとする姿勢にとても圧倒されました。
 
88日 フィールドワーク

2日目には平和祈念式典や原爆資料館を訪れました。式典の前には参列されている方にインタビューをする活動がありました。インタビューでは中学生の皆は臆することなく、若い人からお年寄り、そして外国の方にも自分たちの言葉でお話を聞けていたのでとても立派でした。この2日目に経験したことは原爆というものをより肌で感じることが出来るものばかりで中学生達も私自身の意識が大きく変わった1日だったと思います。


89日 平和祈念式典 


89日 式典参加者へのインタビュー(平和公園)
  今回の長崎派遣に参加するに当たって出会った12人の中学生は、初めて長い時間をともに過ごす事もあり、お互い緊張していることがとても伝わってきました。しかし、様々な活動を一緒にやり遂げていく中で、お互いに打ち解け合い、中学生らしい無邪気な表情も増えていきました。この素晴らしい3日間を一緒に過ごせた12人の仲間の存在も一生涯の宝物になると思います。

89日 原爆資料館

  この3日間の長崎派遣で本当に沢山のこと学び、沢山のことを考えさせられました。原爆の悲惨さや今もなお続く被爆者の苦しみを痛感し、平和とは何かも改めて考えさせられ、平和の捉え方が広がったようにも感じました。そして、被爆者の方々の高齢化も進んでいる今、次の世代に伝える役目は私達だと思います。この原爆の実情、平和の尊さについて沢山の若い世代の人たちに知って欲しい、関心を持って欲しいと思います。
 
  121日けやきプラザで行われる「平和の集い」で長崎派遣中学生が今回の長崎派遣で感じたことをご報告します。是非足を運んでみてください。 

青少年ピースフォーラムに集まった仲間たち
 拙い文章でありましたが、最後までお読み下さりありがとうございました。

(我孫子市平和事業推進市民会議委員 大兼夏美)