2016年8月3日

今年は長崎平和祈念式典に市内中学生12名が派遣されます

  我孫子市では、2005年(戦後60周年)から、平和事業の一環として、毎年8月に、広島市平和記念式典または長崎市平和祈念式典に、市内の中学生を代表団として派遣しています。昨年までに既に100名近い中学生が広島・長崎に派遣されています。

昨年からは、現在は高校生、大学生、社会人となっているかつての派遣中学生が講師となって、市内小学校の6年生を対象に、派遣中学生として広島・長崎で体験したこと、感じたことを伝え、原爆や戦争について意見を出しあい、一緒に平和について考えるリレー講座も開催されるようになり、我孫子市の中学生派遣事業でまかれた種が確実に育っていることを感じます。

今年は、8月8日から10日までの日程で、12名の中学生が長崎に派遣されます。
派遣期間中、12名の中学生は、長崎市が主催する「青少年ピースフォーラム」に参加、そこに集ってくる全国の小・中学生、高校生とともに被爆の実相や平和の大切さを学習し、交流を深めます。
89日には我孫子市民の皆さんが平和への祈りをこめて折ってくださった千羽鶴を長崎平和公園内で奉納し、長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に参列します。

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先輩からのアドバイスを聞く中学生たち
88日に長崎に向けて出発する派遣中学生12名が、730()に市役所に集合して事前学習会を行いました。学習会では4年前に派遣中学生として長崎を訪れた先輩2(現在高校3年生)から、どのような準備をして長崎を訪問したらよいか、長崎から我孫子に帰った後にどのようにして周囲の人たちに派遣の体験を伝えたらよいか、アドバイスを受けました。
また、我孫子市在住の被爆者(胎内被爆)の方からは、被爆者としての体験、思いについて貴重なお話を伺いました。


星野市長、倉部教育長とともに
事前学習会後には、星野我孫子市長、倉部教育長を表敬しました。市長、教育長ともに中学生とともに長崎を訪問しますが、市長からは、「派遣日程中は、皆さんと多くの時間を一緒に過ごします。長崎でよく見て、よく聴いて、自分が感じたこと、考えたことについてたくさん話し合いましょう」との言葉をいただきました。

今夏長崎に派遣される中学生たちによる派遣報告会は12月4()にけやきプラザふれあいホールで開催されます。派遣報告会に、ご期待ください。

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