2015年11月4日

長崎で「パグウォッシュ会議」開幕

核兵器と戦争の廃絶を訴える科学者らの組織「パグウォッシュ会議」の第61回世界大会が、111日長崎で始まりました。
「パグウォッシュ会議」は、科学者アインシュタインや哲学者バートランド・ラッセルらによる核兵器廃絶の宣言を契機に、1957年、湯川秀樹、朝永振一郎を含む10ヶ国22名の科学者によって始まり、1995年にはノーベル平和賞を受賞しています。これまで広島では2度開催されてきましたが、今回初めて、長崎で開催されています。
原爆投下70年の節目にあたる今回の世界大会は、36ヶ国から200名近い科学者や各国政府高官が集まり、115日までの5日間開催され、最終日に、核廃絶に向けた「長崎宣言」が発表される予定。
初日午後に長崎大学で行われた全体会議では、従来の核抑止論を繰り返した核保有大国の軍縮担当者に対して、核廃絶を訴える参加者から批判的な意見が続出しているとの報道(日経新聞)もされています。 

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