タイトル 原爆の子
出 演 乙羽信子
滝沢 修
宇野重吉
監 督 新藤兼人
公 開 1952年8月6日
----------------------------------
この映画は、教育学者の長田新(おさだ あらた)が被爆した少年少女の手記を集めて1951年10月に刊行した「原爆の子〜広島の少年少女のうったえ」をもとに新藤兼人が監督、被爆7年目の1952年8月6日に公開した作品。戦後初めて原爆を取り上げた映画とされているそうです。
サンフランシスコ講和条約(1951年9月8日調印、1952年4月28日発効)の締結から間もない時期に公開され、当初は海外で物議をかもしたようですが、反原爆の世論を背景に社会的反響を呼び、高い評価を得ました。
モノクロですが、映像中に映し込まれている被爆後数年を経た広島市内の様子とともに、乙羽信子さんの演技を通じて、原爆によって家を失い肉親を失った子どもたちの心が伝わってくる作品で、若い人が観ても古いとはまったく感じないものと思います。多くの皆さんに観ていただきたい映画です。
(我孫子市平和事業推進市民会議 恒)
0 件のコメント:
コメントを投稿