手賀沼公園の平和記念碑 |
今から30年前の昭和60年、広島市が原爆で被爆した市庁舎を解体することを聞きつけた、我孫子市原爆被爆者の会が、「後世に原爆の恐ろしさ、悲惨さを伝え、若い人たちに平和の尊さを知ってもらうためにも、石を碑として残したい」との思いから、強く働きかけを行い、ついに広島市から譲り受けることとなったものです。
これらは「平和都市宣言」の記念事業のひとつとして、1986年(昭和61年)8月6日に手賀沼公園に配置され、その前で毎年8月に平和祈念式典が開催されています。
広島原爆死没者慰霊碑 |
実はこの記念碑は、あるものをモデルに作られています。それは、広島市平和記念公園にある原爆死没者慰霊碑です。
慰霊碑は彼方に原爆ドームを望み、その内部には「安らかに眠って下さい。過ちは繰り返しませんから」という鎮魂の石碑が建っています。
我孫子市の平和記念碑は、広島の原爆死没者慰霊碑では彼方に原爆ドームを望む、ちょうど同じ箇所に、譲り受けた被爆壁が供えられており、とても感慨深く思われます。
皆さんも手賀沼公園においでの際には、ぜひ平和記念碑にお立ち寄りください。
(我孫子市平和事業推進市民会議・M男)
0 件のコメント:
コメントを投稿