8月10日(土)に、「とうろうに平和の願いを込めて」を開催しました。今回が初めてとなるイベントです。
じゃぶじゃぶ池に灯籠を浮かべる前に、灯籠に記す平和への想いを考えるため、リレー講座特別版を行いました。
リレー講座は普段、市内の小学6年生に向けて、歴代の派遣中学生が派遣で学んだことを伝える授業として行っています。
今回は、イベントに参加してくださったみなさんの学年に合わせて、より具体的で分かりやすい内容を心がけました。
まず、講師を務める私たち派遣中学生や、戦争について説明をし、戦争や原子爆弾について、クイズを通して知識を確認しました。クイズでは、元気に手を挙げて答えてくれたのがとても嬉しかったです。
クイズの様子 |
次に、過去に手賀沼で行った灯籠流しで、歴代の派遣中学生が灯籠に書いた内容を紹介することで、平和ってどんなこと?という具体的な例をお伝えしました。
そして、これを踏まえて、「平和のために今日から自分ができること」という、普段のリレー講座でも必ず考えてもらっているテーマでグループワークを行いました。
広島から帰ってきたばかりの令和6年度派遣中学生が、グループワークを率先してリードしてくれました。
話し合った内容の発表では、様々な意見を聞くことができ、とても学びの深い時間になりました。
グループワークの様子 |
最後に、令和6年度派遣中学生を代表して2人から感想を話してもらい、講師3人からもメッセージを伝えました。
リレー講座の様子 |
その後リレー講座の内容をふまえて、灯籠作製にうつりました。カラフルでとても素敵な想いのこもった灯籠を作ってくれました。
そして、ついに灯籠をじゃぶじゃぶ池に浮かべる時。
灯籠が浮かんだじゃぶじゃぶ池の風景はとても美しく、感動しました。
子ども達は浮かべた灯籠を回収して、何度も流し直すなど、とても楽しそうでした。
灯篭流しの様子 |
私は今回のイベントを通して、改めて平和について考えることの重要性を感じました。
大切な人たちが近くにいて、子ども達が楽しそうに灯籠を浮かべている情景。みんなが輪になって、平和の願いをこめた灯籠を見ている情景。
まさに「平和」を体現しているのではないかと思いました。
この光景が、来年も、再来年も、その先もずっと続いていくような世界であってほしいですし、そのために今後も平和事業を頑張っていきたいと改めて感じました。