2019年9月1日

【2019年長崎平和祈念式典】中学生派遣引率レポート

 私は、2019年度長崎派遣中学生の引率者として88日から10日まで参加させていただきました。私自身、長崎を訪れるのは今回が初めてでしたので、私も沢山のことを吸収出来たら良いなと考えていました。 

88日 出発式(けやきプラザ前)
 現地に着くとすぐに活動が始まりました。長崎市青少年ピースボランティアの高校生や大学生が中心となって被爆の実情や平和の尊さを学ぶ、青少年ピースフォーラムの活動です。 長崎の暑さで沢山の汗を流しながらも、自らの足で被爆した場所に行き、自らの目で見て学ぶ。まさにこれ以上はない素晴らしいフィールドワークの形でした。そんな中学生のより多くを学ぼう、知ろうとする姿勢にとても圧倒されました。
 
88日 フィールドワーク

2日目には平和祈念式典や原爆資料館を訪れました。式典の前には参列されている方にインタビューをする活動がありました。インタビューでは中学生の皆は臆することなく、若い人からお年寄り、そして外国の方にも自分たちの言葉でお話を聞けていたのでとても立派でした。この2日目に経験したことは原爆というものをより肌で感じることが出来るものばかりで中学生達も私自身の意識が大きく変わった1日だったと思います。


89日 平和祈念式典 


89日 式典参加者へのインタビュー(平和公園)
  今回の長崎派遣に参加するに当たって出会った12人の中学生は、初めて長い時間をともに過ごす事もあり、お互い緊張していることがとても伝わってきました。しかし、様々な活動を一緒にやり遂げていく中で、お互いに打ち解け合い、中学生らしい無邪気な表情も増えていきました。この素晴らしい3日間を一緒に過ごせた12人の仲間の存在も一生涯の宝物になると思います。

89日 原爆資料館

  この3日間の長崎派遣で本当に沢山のこと学び、沢山のことを考えさせられました。原爆の悲惨さや今もなお続く被爆者の苦しみを痛感し、平和とは何かも改めて考えさせられ、平和の捉え方が広がったようにも感じました。そして、被爆者の方々の高齢化も進んでいる今、次の世代に伝える役目は私達だと思います。この原爆の実情、平和の尊さについて沢山の若い世代の人たちに知って欲しい、関心を持って欲しいと思います。
 
  121日けやきプラザで行われる「平和の集い」で長崎派遣中学生が今回の長崎派遣で感じたことをご報告します。是非足を運んでみてください。 

青少年ピースフォーラムに集まった仲間たち
 拙い文章でありましたが、最後までお読み下さりありがとうございました。

(我孫子市平和事業推進市民会議委員 大兼夏美)

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