-【コミック】-----------------------------
書 名 この世界の片隅に (上・中・下)
作 者 こうの史代
出版社 双葉社
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紹介するコミックは、こうの史代さんの『この世界の片隅に(上・中・下)』。
こうの史代さんの作品は、昨年も本ブログで、『夕凪の街
桜の国』を紹介させていただきました。
『この世界の片隅に』は、こうの史代さんが『夕凪の街 桜の国』に続いて広島を描いた作品。
広島市江波から呉に嫁いだ主人公すずは、嫁ぎ先で新しい家族たちとのささやかな暮らしをつくりますが、戦況は悪化の一途、軍港のある呉にはたび重なる空襲、そしてすずの実家がある広島には原爆が投下されます。
こうの史代さんのほのぼのとした絵とストーリー展開の中に、戦争の惨禍が色濃く語られます。
こうの史代さんは、ご自身広島市の出身。『夕凪の街 桜の国』や『この世界の片隅に』を描いたご自身の気持ちを、朝日新聞社が毎年発行している教育特集「知る原爆」の中で、次のように語っています。
「この世界の片隅に」では、戦時中の普通の生活をみてほしいと思って、あえて穏やかな暮らしを描きました。ふつうの人たちが戦争に巻き込まれてしまう。二度と戻ってこない当たり前の日々がどんなに尊いかを感じてほしい。
(我孫子市平和事業推進市民会議 恒)
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