2015年9月13日

偵察機で臨んだ太平洋戦争の日々(田中三也さんにお話を聞く)後編

7月に続いて『彩雲のかなたへ -海軍偵察隊戦記』の著者である田中三也さんに、戦争体験談を伺いました(前編は7月29日の前編記事を参照下さい)。
戦況が厳しくなる中、トラック島から潜水艦で帰国した時の様子や、フィリピンで特攻志願したことなど、あの戦争の凄まじさを知る上で大変に貴重なお話でした。 



星野我孫子市長と田中三也さん
インタビューが終わり別れ際に、田中さんは微笑みながら「戦争は、本当に嫌なものです。絶対に起こしちゃだめですね」と一言おっしゃいました。実際に戦争を体験した重みを持ったその笑顔がとても印象に残りました。 
 



五甲飛 空ゆかば
田中さんが、「五甲飛 空ゆかば」という本を我孫子市に寄贈くださいました。 
この本は、田中さんが所属されていた海軍第五期甲種飛行予科練習生(五甲飛)の生存者たちが綴った手記をまとめた本で、五甲飛の生存同期生・遺族に配布することを目的として編まれた本であり、一般書店では販売されていないものですが、田中さんが「多くの方に読んでいただきたい」とのおもいから我孫子市に寄贈くださいました。近く、我孫子市民図書館の蔵書となりますので、是非、ご覧になってください。


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