10月16日(月)、中央学院大学法学部の川久保文紀教授による「平和学」の講義において、我孫子市平和事業推進市民会議委員である山田典子さんと的山ケイ子さんによる「被爆者体験講話」が実施されました。
講義の様子 |
山田典子さんは被爆2世として原爆による広島の悲惨な状況をお話してくださいました。実際に原爆が落とされた場所や社会背景についてお話してくださったことにより、教科書や資料の上でしか知らなかったような当時の情景が今まで以上に鮮明に浮かびました。今の広島がどのように復興していったかを知ることができました。
山田典子さんからの講話 |
的山ケイ子さんは胎内被爆と原爆投下後の長崎について、そして、書籍「『焼き場に立つ少年』は何処へ」を紹介してくださいました。原爆による熱線と爆風はどのような被害をもたらしたのか長崎の地形や写真を使った丁寧な説明で、より詳細に知ることができました。『焼き場に立つ少年』の話では、幼い少年の心情を推測し、原爆がいかに残酷で、生き残った人々をも苦しめたかを考えさせられました。
的山ケイ子さんからの講話 |
山田さん的山さん共に二度とこのような悲劇を生まないために、私たちにできることと平和への想いを学生に伝えてくださいました。
この講話を通して、学生たちに改めて「平和」とは何かを考えるきっかけを与えていただくとともに、平和を継承することの重要さを学ぶことができました。平和のバトンを受け取り、次の世代へと繋げていこうと改めて認識する貴重な時間となりました。
左から赤羽根委員、的山委員、川久保副学長、山田委員、桑原会長 |
我孫子市平和事業推進市民会議 委員 赤羽根 愛実
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