12月5日に開催した【平和の集い】のオープニングにおいて、メッセージビデオ『私たちの平和への思い』を上映させていただきました。
昨年に引き続いて、我孫子市平和事業推進市民会議のメンバーの方が作成してくださったこのメッセージビデオを、本ブログ上でも紹介させていただきます。
我孫子市平和事業推進市民会議委員メンバーの平和への思いを、ぜひご覧になってください。
(以下の画像をクリックしていただくことにより、メッセージビデオをご覧いただけます。)
12月5日に開催した【平和の集い】のオープニングにおいて、メッセージビデオ『私たちの平和への思い』を上映させていただきました。
昨年に引き続いて、我孫子市平和事業推進市民会議のメンバーの方が作成してくださったこのメッセージビデオを、本ブログ上でも紹介させていただきます。
我孫子市平和事業推進市民会議委員メンバーの平和への思いを、ぜひご覧になってください。
(以下の画像をクリックしていただくことにより、メッセージビデオをご覧いただけます。)
12月5日(日)、けやきプラザふれあいホールで「平和の集い 〜我孫子から平和を願う〜」が開催されました。新型コロナウィルスが収束しきれない中、約260名の市民の皆さんにご来場いただきました。
以下に、当日の模様をご紹介します。
【第1部】 広島派遣中学生による報告
今年も昨年と同様に平和記念式典の日程を避け、8月9日からの二泊三日で広島を訪問した我孫子市内中学生12名。広島を直撃した台風の影響で、現地で行程が変更となる中、一日目には、これまでに何度も派遣中学生と広島を訪れている星野市長の案内で平和記念公園をじっくり見学、二日目には被爆者の方から直接被爆体験を伺うなどして、しっかり被爆地広島から学んできたようです。
報告の最後で、派遣中学生たちが平和への思いを込めて語ってくれる『わたしたちの平和宣言』は、今年も、耳を傾ける来場者の胸に届きました。
ぜひ、以下の画像をクリックして、中学生たちの報告を視聴してみてください。
ヒロシマ派遣中学生の報告
(画像クリックにより、報告の動画をご覧になれます)
【第2部】 我孫子中学校演劇部による劇『ヒロシマの青い空の下で』
第二部では、原爆投下時に、学徒動員により、中国軍管区司令部で警戒・空襲警報発令の業務に従事していた比治山高女の女学生たちを描いた劇『ヒロシマの青い空の下で』を、我孫子中学校演劇部が上演してくれました。
我孫子中学校演劇部は、この平和の集いで、被爆地広島・長崎を描いた劇を毎年演じてくれています。先輩から後輩へと受け継がれている我孫子中学校演劇部の平和を訴える演劇の取組み、多くの皆さんにご覧いただきたく、上演の動画を掲載します。
ぜひ、以下の画像をクリックしていただき、今年の我孫子中学校演劇部の劇をご覧ください。
我孫子中学校演劇部による劇「ヒロシマの青い空の下で」
(画像クリックにより、演劇の動画をご覧になれます)
派遣中学生の報告、我孫子中学校演劇部の劇、いずれも、来場くださった方々の胸を打ち、平和の尊さを訴え、私たちに何ができるのかを問います。
中学生たちの平和への訴えに、多くの皆さんが耳を傾けてくださることを願います。
集い終了後に撮った出演者集合写真 (写真撮影時のみ、マスクを外しています) |
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書 名 平和のバトン
〜広島の高校生たちが
描いた8月6日の記憶
著 者 弓狩 匡純
出版社 くもん出版
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こんにちは!
我孫子市平和委員の根本です。
今回は皆様に紹介させて頂きたい本があり、ブログを通してお伝え出来ればと思います。私がこの本に出会ったのは今年の夏休み、読書感想文の本を決めようとしていた時でした。学校指定のオススメ本一覧を見ていると、とても馴染みのあるワンフレーズが目にとまりました。それは本の題名でもある「平和のバトン」です。
私たち平和委員は、自身の派遣での学びを活かして小学生に向けたリレー講座を行っています。戦争について語れる人が少なくなってきている中で、教えていただいたことを次の世代に教えていく、まさに「平和のバトン」を受け継いでいくということです。
この本では戦争を知らない広島の高校生達が被爆者の方々の証言を元に、当時の様子を描きあげていく様子を取り上げています。聞いた話のみで作品を完成させなければいけない学生たちには悩みや葛藤も多く、壁にぶつかることも沢山あったそうです。ですが、そんな彼らたちが青春を賭けてまで絵に情熱を注いだのには「平和のバトンを繋げたい」という強い思いがあったからでした。
「青空を見て悲しみが込み上げた」
これは本の中で出てきたセリフです。
青空という言葉を聞いて暗いイメージをもつ方はおそらくいないと思いますが、ここでは青空と共に悲しみが表現されています。
友達や家族を失った少女が原爆投下の翌日、1人で空を見上げると昨日のことがまるで嘘のように晴れ渡っていたそうです。
なぜ私だけ生きているのだろう…という不安に潰されそうになりながらも一生懸命生きていくことを誓います。
この本を読み終えた時、まるで自分のために書かれた本のようにに感じるほど、共感できる部分や自分自身と重なることが多いお話でした。戦争を歴史の一部としか捉えられない子供が増えている中で私たちが伝え続けていくこと、それを「〇〇を〇〇に」という言葉によって表されています。皆さんは何が当てはまると思いますか?正解は本の中にあります。ぜひ、沢山の方にこの本を読んで頂けたら嬉しいです!!
1度起きたことは、忘れてしまった時にまた起きると言われています。ですが、今をその「忘れてしまった時」の時代にしないためにも平和委員としての任務をしっかり果たしていこうとこの本を読んで改めて感じることができました。青空を見て悲しむ人がいなくなるよう願います。
12月5日(日)、JR我孫子駅南口けやきプラザにて、【平和の集い】を開催します。
今年もコロナ対策を整えた上で、多くの皆様のご来場をお待ちします。
マスク着用、検温、手指消毒、ご記名のご協力をお願い致します。会場定員を超える場合には、ご入場を制限させていただく可能性もありますが、後日、本ブログでも当日の模様を紹介させていただきます。
広島派遣報告、演劇(我孫子中学校演劇部)に登場する中学生たちが、皆さんに平和のメッセージを伝えるため精一杯の準備をしています。ぜひ、ご来場ください。
■日時:12月5日 (日) 開演13:30(開場
13:00)
■会場:けやきプラザ2階 ふれあいホール(入場無料)
(JR我孫子駅南口から徒歩3分)
■プログラム
【第1部】広島派遣中学生による報告
【第2部】我孫子中学校演劇部による劇『ヒロシマの青い空の下で』
また以下の通り、関連展示として【平和の集い展】を開催します。
あわせて、ぜひご来場ください。
■第1会場 アビシルベ
・11月25日 (水) ~ 12月5日 (日)
・ヒロシマ・ナガサキ原爆写真ポスター
■第2会場 けやきプラザギャラリー1、2
・12月1日 (水) ~ 12月5日 (日)
・被爆地への中学生派遣・リレー講座・我孫子市平和事業について
・広島市立基町高等学校の生徒と被爆者との共同制作による「原爆の絵」、
平和祈念のとうろう
私は、2021年度中学生広島派遣にて、平和事業推進市民会議の代表者として、中学生の引率をさせて頂きました。今年度も昨年度と同様に、新型コロナウイルス感染拡大を受け、広島平和記念式典に参列出来ないことから日程をずらし、8月9日から11日の3日間、広島で平和について学んで来ました。
1日目は、呉市にある大和ミュージアムに行く予定でしたが、台風が広島を直撃していた影響で電車が運転見合わせになってしまったため、急遽平和記念公園とおりづるタワーに行くことになりました。
平和記念公園につくと、本来なら毎年ボランティアガイドの方が、公園内の慰霊碑などを説明しながら一緒に回ってくれていたのですが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、ボランティアガイドの方が一緒に回ることが出来なくなったため、市長や企画課の方が説明してくださりながら公園内を散策しました。中学生が一生懸命、耳を傾けながら資料も見つつメモを取っている姿が印象的でした。さらに、質問も沢山しており、知ろうとする心構えを見てとることができました。
市長のお話を聞く派遣中学生 |
公園内を散策後、おりづるタワーに行きました。おりづるタワーでは、最上階にある展望デッキから平和記念公園と広島市街を見渡したり、折り鶴をおって「おりづるの壁」から投げ入れたりしました。そこでは、中学生達も平和記念公園の時の真剣な表情から、少しリラックスして、一緒に写真を撮ったりしている姿が見られました。1日目にしながら、皆仲睦まじい様子で、これは3日間充実した時間になると思いました。
その後、平和記念公園に戻り、原爆の子の像に折り鶴を奉納後、平和記念資料館にて被爆体験講話を聴きました。被爆者の方からは、原爆投下時の状況や、そのあとの悲惨な出来事を聞くことが出来ました。中学生達は、メモ帳を用意し、身を乗り出す勢いで、熱心に話を聞いていました。また、講話終了後に質問をしに行く生徒もおり、平和について学ぶことにとても意欲的であると改めて思いました。この講話は中学生にとっても印象的なものになったのではないでしょうか。
原爆の子の像に奉納した千羽鶴 |
被爆体験講話 |
さらに、講話後は、本川小学校平和資料館にも行きました。この本川小学校は、被爆当時のままその場所が平和資料館となっており、生徒にとっては広島に来て初めてみる、原爆の威力がどれ程のものだったのかを、理解することの出来る実物品だったのではないでしょうか。そのため、皆1つ1つの展示品をじっくりと言葉を発することなく一生懸命見ていました。またひとつ心に残る場所になったと思いました。
本川小学校 |
午後は宮島に行き、世界遺産、厳島神社などを見学して、時間が足りなくなるほど楽しみながら過ごしていました。
3日目は、1日目に行けなかった大和ミュージアムに行くことになりました。
現地につくと、すぐに自由に館内見学が始まり、展示物を見たり、写真を撮ったり、メモをしたりと、戦争についてや当時の街の状況についてなど、とても意欲的に活動していました。
しかしそんな中、中学生達が自分から意欲的に平和や戦争についてしっかりと学ぼうと頑張っている姿を派遣中に幾度となく見ることが出来ました。
この機会は中学生達にとって忘れがたいものになると思います。
また、平和や戦争の事だけではなく、この派遣で出会うことができた12人の仲間を、これから大事にしていって欲しいと強く思います。
そして、その仲間と共にこれから行われる「平和の集い」やリレー講座等で、平和とはなにか、戦争とはどんなに酷いことであるのか、など彼らの視点から多くの人に伝えていってくれることを期待しています。
宮島にて |
長くなりましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。
8月14日(土)17時より、我孫子市の【被爆76周年平和祈念式典】を、我孫子市生涯学習センター「アビスタ」ホールにて行いました。
新型コロナウィルスの感染がおさまらない中、今年は、事前の広報を控えて小規模な祈念式典を手賀沼公園にて開催、その後手賀沼でとうろう流しを実施する計画を致しておりましたが、8月14日当日が荒天の予報が出ていたことから、急遽とうろう流しを中止とし、祈念式典のみ、アビスタ・ホールで開催させていただくこととしたものです。
式典では、開会、黙祷の後、星野順一郎我孫子市長による式辞と、今夏広島に派遣された中学生12名の紹介・派遣報告がありました。
開会・黙祷・星野市長式辞(画像クリックにより動画視聴できます) |
派遣中学生の報告(画像クリックにより動画視聴できます) |
残念ながら、この日手賀沼で流すことのできなかったとうろうは、アビスタストリートに展示させていただきました。
アビスタストリートに展示されたとうろう |
今回の平和祈念式典では献花を行うこともかないませんでしたが、会場にお集りいただいた皆さんとひとつになって、平和を願う想いを分かち合うことができました。
12月5日(日)には、中学生たちがけやきプラザふれあいホールで、市民の皆さんに向けて、今夏の広島で感じた想いを伝え、平和宣言をしてくれます。
12月のけやきプラザで、多くの市民の皆さんと集えることを期待しています。
星野市長、丸教育長と派遣中学生たち |
この夏も、我孫子市から被爆地に中学生が派遣されます。
我孫子市では、2005年(戦後60年)から、平和事業の一環として、毎年8月に広島市平和記念式典または長崎市平和祈念式典に、市内の中学生を代表団として派遣しています。今年は広島派遣の年ですが、昨年同様、多くの人びとが広島に集まる平和記念式典の日程を避け、8月9日から11日までの日程で、広島を訪問します。
8月の派遣に向けて、7月21日(水)、広島に派遣が予定されている12名の中学生(2年生)が我孫子市役所に集合、顔合わせと「事前学習会」を実施しました。
「事前学習会」では、「我孫子市原爆被爆者の会」の的山ケイ子さんからのお話を聴きました。的山さんは、1945年8月9日、長崎でお母様の胎内にある状態で被爆された方です。
的山さんは、先日NHK(Eテレ)で放送された番組『おっぱいの科学』から、熱帯から極地まであらゆる環境に生息する哺乳類の母乳が、哺乳類の種ごとに、子どもが元気に育つための最適な成分になっているという話を紹介された後、「私がお母さんから飲ませてもらったおっぱいは、今から思えば放射能の影響を受けたおっぱいだったんです」と語られました。被爆のその瞬間だけでなく、被爆後も、人の生命に影響を与え続けたという的山さんのお話に、中学生たちは真剣に耳を傾けていました。
的山さんに続いて話をしてくれたのは、中学時代に広島訪問を経験した派遣中学生OGの高須万悠香さん(現在高校3年生)。
高須さんが中学生たちに最初に語りかけたのは、「派遣中学生として訪問した広島の経験を伝えたいと思って私が参加したリレー講座で、最初に出会った小学6年生が皆さんの学年でした」ということでした。今年の派遣中学生12名の中には、2年前に高須さんがリレー講座の場で出会ったかつての小学6年生が含まれていました。高須さんは、中学生たちに酷暑の広島を訪問するにあたってのアドバイス(暑さ対策グッズ紹介など)をするとともに、「広島派遣の後は、派遣の体験をそれぞれの学校で伝えるだけでなく、講師・アシスタントとなって、ぜひ一緒にリレー講座に取り組んでほしい」と伝えてくれました。
派遣に関するアドバイスを伝える派遣中学生OGの高須万悠香さん
事前学習会後に、派遣に同行される星野我孫子市長、丸教育長との意見交換の時間がありました。中学生たちは、派遣に向けた決意を一人ひとりが表明、市長、教育長からは派遣の意義についてお話しいただき、最後に市長からいただいたウィルス対策に関する講話を広島派遣に向けての感染症予防の心得えとしました。
今年も新型コロナウィルス感染収束が見通せない中での広島派遣となりますが、中学生たちが無事に派遣を終え、多くを学んできてくれることを、心から願います。
今年度も、我孫子市平和事業推進市民会議の活動がスタートしました。
昨年度は、戦後75年の節目の年にあたり、通常年より拡大した体制での活動を計画しておりましたが、コロナの影響により、市民会議の会合も残念ながら限られた回数しか開催できませんでした。75年目の取組みに意気込んで拡大メンバーに参加してくださっていた特に若いメンバーにとっては、残念な思いが残った一年だったかもしれません。
そこで、今年度は、市民会議の正規の会合に先立って、若いメンバー(高校生、大学生)の声を聴く会合(Zoomでのリモート会議)を持った上で、市民会議としての第一回会合を、6月6日(日)に開催しました。あらかじめのZoomでの顔合せの効果か、この第一回会合で初対面の若いメンバーも例年以上に打ち解けあってくれていたように思えました。今年度もコロナ影響下での活動開始となりますが、皆で知恵を出し合って、平和を願う取組みを作っていけたらと思います。
2021年度我孫子市平和事業推進市民会議メンバー
今年度は、以下のような平和事業への取組みを計画しています。
s 8月6日~19日 原爆写真・折り鶴展(アビスタ)
s 8月9日~11日 広島への中学生派遣
※ 新型コロナ感染防止のため、平和記念式典への参列は見送りとします。
s 8月14日(土) 平和祈念式典(手賀沼公園)
s 12月5日(日) 平和の集い ~我孫子から平和を願う~
(派遣中学生発表会)
s 6月~2月 広島・長崎派遣中学生によるリレー講座
s その他、本ブログを通しての平和事業の紹介発信など
我孫子市平和事業推進市民会議は、多くの市民の皆さんのご協力のもとに、核兵器廃絶と平和な世界の到来のための活動を進めてまいります。
http://www.city.abiko.chiba.jp/shisei/shingi_iinkai/shiminkatsudou/heiwajigyosuishin.html
柏市の平和都市宣言35周年を記念して、柏市民文化会館で「平和kyo演+」が開催されます。
以下に、その開催概要をご案内します。
1 日時 2021年3月20日(土曜日)午後0時30分開演(正午会場)
2 場所 柏市民文化会館 小ホール
3 内容
・
Passo a Passoによる平和コンサート
・
柏市内高校生による高校生演劇
・
柏和会(柏原爆被爆者の会)による広島・長崎の被爆体験語り
・
柏・麦わらぼうしの会による被爆者手記・詩を題材とした朗読劇
詳細については、以下柏市ホームページをご覧ください。
https://www.city.kashiwa.lg.jp/kyodosuishin/event/all/20210320.html
我孫子のお隣、柏市の皆さんの平和を願う取組み、ご都合よろしければ、ぜひ!
国内外の若者が、「次世代への継承」について、被爆地長崎へ提言する【国際青年平和フォーラム】が、以下の通り開催されます。
1 日時 令和3年2月28日(日)10:00~16:00
2 会場 国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館 交流ラウンジ【英語配信】
※オンライン視聴の場合、通訳機能により日本語でも視聴可能
3 プログラム
(午前の部)
10:00~11:35 基調講演
テーマ:核兵器禁止条約発効と、これからの若者の果たす役割
講 師:キャサリン・サリバン 博士
(午後の部)
13:00~16:00 若者による平和活動の取り組み発表・意見交換
このフォーラムに、我孫子市平和事業推進市民会議委員の早坂弘宇さんと原直輝さんが参加します! お二人は、現在ともに高校3年生。フォーラムでは、我孫子市平和事業推進市民会議委員としての活動やリレー講座について、取組発表する予定となっています。
フォーラムは、以下サイトからの事前申込により、オンライン視聴が可能です。(事前申込締切は、2月25日(木)。視聴にさきだち、パソコンやスマートフォンでのZoomダウンロードが必要)
■被爆75周年事業 国際青年平和フォーラム【オンライン開催】
https://www.peace-wing-n.or.jp/event_detail.php?value=85
ぜひこのフォーラムをオンライン視聴して、我孫子市からのお二人の発表を応援してください。
今年令和3年(2021年)は、21世紀になって生まれた若い人たちが成人を迎える最初の年となります。『広報あびこ』の1月1日号(第4、5面)で、令和3年成人式企画運営会議委員で、中学時代に我孫子市平和事業広島派遣団に参加した派遣中学生OB・OG4人の新成人が、「我孫子の魅力」について、星野我孫子市長と対談しています。我孫子市平和事業についても、語られていますので、ご紹介します。
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書 名 チンチン電車と女学生
1945年8月6日・ヒロシマ
著 者 堀川惠子・小笠原信之
出版社 講談社文庫
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作者である堀川さんが広島テレビの特集で、広島電鉄(広電)の取材で広電の車庫に入っていた車両を眺めていた際に出会ったチンチン電車によって展開される。広島の現役(2015年当時)のチンチン電車で最も古い650形を皮切りにして、「幻の女学校」すなわち物語の舞台となる「広島電鉄家政女学校」に堀川さんが興味をもったことから始まった。
かつて実際に女学校の生徒であった方々の話を基盤に、一人一人がその学校に通うことになったいきさつから、寮生活の実態、淡い恋物語、原爆の被災当時まで、戦時中の暮らしを肌で感じ取ることができる。
女子高生である私は同世代の女の子が体験した戦争の記憶に衝撃を受けた。
戦争の悲しみを風化させないためにも、より多くの若い人に読んでもらいたい。