2019年8月2日

今年は、長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に市内中学生12名が派遣されます

 我孫子市では、2005年(戦後60年)から、平和事業の一環として、毎年8月に広島市平和記念式典または長崎市平和祈念式典に、市内の中学生を代表団として派遣しています。昨年までにのべ132名の中学生が広島・長崎に派遣されています
 
 今年は3年に1度の長崎市への派遣の年にあたり、88日から10日までの日程で、12名の中学生が派遣されます。長崎原爆犠牲者慰霊祈念式典への参列、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館や長崎原爆資料館などの施設見学をします。8日、9日に開催の「青少年ピースフォーラム」に参加し、被爆体験講話、被爆建物等のフィールドワーク、室内での平和学習を通して、長崎の方々や各地からの参加者と共に学び合う機会が持たれます。我孫子市の皆さまが祈りを込めて折ってくださった千羽鶴も奉納します。

 725日(木)、長崎に派遣される12名の中学生が我孫子市教育委員会で行われた「事前学習会」に参加しました。派遣の目的や日程の説明を受けた後、派遣団長、副団長を決め、団長のリーダーシップのもと皆で意見交換をしながら派遣中のグループ分けをしました。

 その後、派遣経験者の高校生から体験談やアドバイスを聞きました。大切にしたいのは、現地での第一印象、仲間と共に考えること、体験を伝えること、という貴重な意見や、暑さ対策もしっかりとなど具体的な話がありました。そして我孫子市原爆被爆者の会の的山ケイ子さんから、被爆されたいきさつや、的山さんが育った地で今回の訪問先の長崎歴史文化博物館付近の被爆当時の様子を伺いました。


派遣中学生OBOGからのアドバイスに耳を傾ける中学生たち
的山ケイ子さんのお話を聴く
 
  事前学習会後に、派遣に同行される星野我孫子市長、倉部教育長と意見交換の時間がありました。市長から「派遣を通して、何を思ったか、今の幸せは、健康は心と身体だが社会の健康は、などについて考えて欲しい。また、長崎は歴史上様々な事柄を学べるところでもある。派遣中に皆さんと話をする機会があるので派遣で感じたことなどたくさん話し合いましょう」とのお話をお聞きしました。
 

星野市長・倉部教育長とともに
  長崎に派遣される中学生の派遣報告会は121日(日)に、けやきふれあいプラザホールで開催されます。派遣報告会に、ご期待ください。

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