2018年8月29日

我孫子市 被爆73周年平和祈念式典と平和祈念映画上映会が開催されました

 811日、我孫子市の被爆73周年平和祈念式典が、手賀沼公園平和記念碑前で開催されました。 式典は、詩「コレガ人間ナノデス」、「僕は死ねない」の朗読、黙祷に続いて、我孫子市原爆被爆者の会会長(代理)、星野我孫子市長による式辞、そして今夏広島に派遣された中学生12名を代表して佐藤優馬君(我孫子市立布佐中学校2年)から広島派遣の報告がありました。すばらしい報告でした。本記事の末尾に動画参照のためのURLを掲載しますので、ぜひ中学生の派遣報告を聴いてください。 式典は、参列者全員による我孫子市平和都市宣言の読上げと献花をもって終了しました。

我孫子市原爆被爆者の会会長(代理)による式辞
 式典終了後アビスタ1階ホールにて、平和祈念映画上映会と題して映画『いしぶみ』を上映しました。
この映画は194586日の朝、建物疎開作業のために本川土手(現在の広島平和記念公園内)に集合した全員が命を奪われた広島二中一年生の321名に何が起こったのかを綾瀬はるかさんの朗読で伝える是枝裕和監督の作品です。『万引き家族』でのカンヌ国際映画祭パルムドール受賞が話題になった是枝監督の作品であったこともあり、大勢の市民の皆さまにご来場いただきました。あの朝それが最後になるとも知らず子どもを送り出した母親、「おかあさん」と叫びながら息を引き取っていく子どもたち、被爆した広島市内にわが子を探し回る親たち、朗読する綾瀬はるかさんの抑えた声が、胸に突き刺さる映画でした。 

今夏の広島派遣中学生
平和祈念式典の模様を、動画でご紹介します。ぜひ、ご覧になってください。 

被爆73周年我孫子市平和祈念式典 

2018年8月3日

我孫子市民の皆さんから寄せられた折り鶴

 7月21日、猛暑の中、我孫子市役所で市民の方から寄せられた沢山の折り鶴を数える作業を、市民会議の委員の方やそのご家族、市役所の方と行いました。
 今年、我孫子市では過去最高の1024百羽の折り鶴が寄せられました。私は、市民会議の委員ながら昨年の折り鶴を数える作業をしていなかったので今年は時間が確保できたため参加させて頂きました。
 毎年毎年一つ一つの折り鶴にどの様な想いや願いを込めて作っているのだろうかと作業をしながら考えていました。世界平和や身近な人の幸せを願う様な想いもあると思います。

 
 今夏は異常気象が続き、大雨被害や猛暑が日本列島を襲っています。7月の豪雨災害では、広島県、岡山県、愛媛県等に多数の死者、行方不明者が出ました。折り鶴を作った市民の方々の中には7月の豪雨災害の犠牲者に向け、哀悼の意を込めて作った人も居られるかもしれません。 少しでも早く復興することを願いながら、我孫子市にお住まいの方も異常気象に備えるようにお願いを申し上げます。 
 余談でありますが、我孫子市の人口は13万人、今回ご寄付頂いた折り鶴の数は、1024百羽です。いつか我孫子市の人口を上回る折り鶴が到達する日も近いと感じています。
 
 拙い文章でしたが、最後までお読み下さり、ありがとうございました。
 
我孫子市平和事業推進市民会議委員 寺原正一郎