今年令和3年(2021年)は、21世紀になって生まれた若い人たちが成人を迎える最初の年となります。『広報あびこ』の1月1日号(第4、5面)で、令和3年成人式企画運営会議委員で、中学時代に我孫子市平和事業広島派遣団に参加した派遣中学生OB・OG4人の新成人が、「我孫子の魅力」について、星野我孫子市長と対談しています。我孫子市平和事業についても、語られていますので、ご紹介します。
今年令和3年(2021年)は、21世紀になって生まれた若い人たちが成人を迎える最初の年となります。『広報あびこ』の1月1日号(第4、5面)で、令和3年成人式企画運営会議委員で、中学時代に我孫子市平和事業広島派遣団に参加した派遣中学生OB・OG4人の新成人が、「我孫子の魅力」について、星野我孫子市長と対談しています。我孫子市平和事業についても、語られていますので、ご紹介します。
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書 名 チンチン電車と女学生
1945年8月6日・ヒロシマ
著 者 堀川惠子・小笠原信之
出版社 講談社文庫
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作者である堀川さんが広島テレビの特集で、広島電鉄(広電)の取材で広電の車庫に入っていた車両を眺めていた際に出会ったチンチン電車によって展開される。広島の現役(2015年当時)のチンチン電車で最も古い650形を皮切りにして、「幻の女学校」すなわち物語の舞台となる「広島電鉄家政女学校」に堀川さんが興味をもったことから始まった。
かつて実際に女学校の生徒であった方々の話を基盤に、一人一人がその学校に通うことになったいきさつから、寮生活の実態、淡い恋物語、原爆の被災当時まで、戦時中の暮らしを肌で感じ取ることができる。
女子高生である私は同世代の女の子が体験した戦争の記憶に衝撃を受けた。
戦争の悲しみを風化させないためにも、より多くの若い人に読んでもらいたい。